OMNIedgeが海外進出
2021-02-03 14:08:16

THKのIoTサービス「OMNIedge」、海外工場での導入が可能に!

THK株式会社が展開する「OMNIedge」海外対応サービス



THK株式会社は、製造業向けに提供されるIoTサービス「OMNIedge」の海外対応を開始しました。このサービスは、2020年1月に導入されたもので、通信網を駆使して機械要素部品の状態を数値化し、予兆検知を実現するシステムです。

「OMNIedge」はこれまで、日本国内の自動車部品や食品、素材メーカーなどに広く利用されてきましたが、その多くが海外にも工場を持つ企業です。顧客は、日本国内のみならず自社の海外工場でも、設備の状態診断や予兆検知が行えることを期待していました。特に、コロナ禍により現地確認が難しくなっている現在、リモートでの確認ニーズが強まっています。

このような背景の中、THKは海外の通信網を活用し、「OMNIedge」をグローバルSIMで使用可能とする新たなサービスを発表しました。これにより、海外工場でも国内と同様の生産ラインのモニタリングが実現するのです。

グローバルSIMに対応した新サービスの内容



新たなグローバルSIM対応サービスは、海外工場においても「OMNIedge」を通じて機械要素部品の見える化を図りたいという企業に最適です。まず対応する地域として、アメリカ、タイ、インドネシア、中国の4か国が選ばれています。また、日系企業が工場を持つメキシコや東南アジア諸国へもサービスの拡大が計画されています。

1. 日本から海外工場のモニタリングが可能に



このサービスでは、日本にいながらにして海外の工場の設備保全を行うことができます。LMガイドやボールねじなどの機械要素部品の見える化を評価し、生産ラインの管理が現地任せになることを防ぎます。さらに、日本国内と海外工場を同じ画面でモニタリングできるため、装置の状態を比較することも容易になります。

2. 明確な価格設定



価格設定も明朗で、月額10,000円で1装置を利用可能です。この金額には、センサーやアンプなどの機器の貸与費、通信費、アプリケーション使用料などがすべて含まれています。ただし、日本から海外への輸出費用はお客様の負担となります。

3. 多言語対応のアプリ



アプリは、日本語、英語、中国語(簡体字)の3言語に対応しており、現地での操作が無理なく行えます。これにより、国際的なチームや現地のスタッフとの連携がさらにスムーズになるでしょう。

今後の展望



THKは今後も顧客からのフィードバックを反映し、最適なソリューションサービスの提供に努めていく予定です。製造現場の生産性向上を持続的にサポートし、競争力を高める手助けをしていくことが期待されます。

この新しい取り組みにより、THKは展開の幅を広げ、グローバルな競争の中でのユーザーのニーズにきめ細かく応えていくことができるでしょう。

詳しい情報はTHKのOMNIedge紹介WEBサイトやプレスリリースをご覧ください。

会社情報

会社名
THK株式会社
住所
東京都港区芝浦2-12-10
電話番号
03-5730-3911

関連リンク

サードペディア百科事典: IoT THK OMNIedge

Wiki3: IoT THK OMNIedge

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