九州の霊峰と信仰展
2013-10-21 12:00:09

九州の霊峰と神祇信仰を探る文化交流展、熊本の重要文化財も紹介

九州の霊峰と神祇信仰を探る文化交流展



九州には、英彦山や宝満山、阿蘇山など、多くの霊山が存在し、それぞれが長い歴史と独自の信仰を持っています。近年、特に中高年層や若い女性を中心に登山が人気を集めていますが、単に自然を満喫するだけではなく、その山々の背景にある歴史や文化を知ることで、登山体験はより豊かなものとなるでしょう。

このような背景の中、九州国立博物館で特別展示「山の神々-九州の霊峰と神祇信仰-」が開催されます。この展示は、宝満山の山麓に位置する竃門神社の創建から1350年の記念事業として企画されました。神道、仏教、民間信仰といった異なる信仰が交錯しながらどのように発展していたのか、その歴史を紐解く絶好の機会となります。

展覧会では、重要文化財や地域の文化財が一堂に展示され、特に注目すべきは熊本県指定の重要文化財である十一面観音立像や、長崎県の不動三尊像です。これらの展示品は、九州の山岳信仰がいかに深いものであるかを物語っています。

展示概要


1. 開催期間: 2013年10月22日(火)~12月1日(日)
2. 開催場所: 九州国立博物館4階文化交流展示室および太宰府天満宮宝物殿
3. 観覧料: 一般420円(団体210円)、大学生130円(団体70円)、高校生以下および70歳以上は無料
4. 主催: 太宰府天満宮、竃門神社、九州歴史資料館、九州国立博物館

この展覧会は、文化財鑑賞の楽しさだけでなく、そこに隠された歴史や信仰への理解を深めることができる貴重な機会です。特に、11月6日には「山の神々」というテーマでミュージアムトークも予定されています。講師には、当館の主任研究員が招かれ、山の神々についての興味深い話を聞くことができます。また、参加は無料ですが、観覧料が必要ですのでご留意ください。

まとめ


近年の登山ブームに乗じて、自然だけでなくその文化や歴史を学ぶことで、一層の楽しみを得られるこの展覧会は、山好きの方にはぜひ訪れていただきたいイベントとなっています。九州の美しい山々は、ただの観光地ではなく、深い信仰のシンボルでもあります。その魅力をぜひ自らの目で確かめてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
福岡県立アジア文化交流センター
住所
福岡県太宰府市石坂4-7-2
電話番号
092-929-3272

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