IVEC試験新制度
2024-03-18 17:03:46
IT検証技術者認定試験IVECが2024年春から新制度導入
IT検証技術者認定試験(IVEC)2024年春期試験の改訂を発表
一般社団法人 IT 検証産業協会は、2007年より実施しているIT検証技術者認定試験(IVEC)に関する試験制度を、2024年春期試験より変更することを明らかにしました。この変更は、受験者の利便性を向上させることを目的としており、第三者検証を取り巻く環境の変化に対応するためのものです。新たな試験制度の詳細について、以下でご紹介します。
新試験クラスの構成
新しい試験制度では、従来の試験レベルを統合し、いくつかの新しい試験クラスが設けられることになります。具体的には、従来のレベル1および2が「テスター試験」、レベル3および4が「デザイナー試験」、レベル5が「アーキテクト試験」として新たに名称がつけられます。そして、レベル6および7が統合されて「エバンジェリスト試験」が新設され、初心者向けに「アシスタント試験」が加わります。
受験資格の変更
過去には、上位レベルの試験を受験するために下位資格の取得が必須でしたが、2024年春期試験からはこの受験資格が撤廃されます。受験者は希望するクラスの試験を自由に受験できるようになり、より多くの選択肢が与えられることになります。
試験の実施方法
アシスタント試験は、インターネットを利用したテスト(IBT形式)で行われます。一方、テスター、デザイナー、アーキテクト試験は指定された試験会場での集合受験となります。また、エバンジェリスト試験は小論文提出と実績資料の審査を通じて行われます。受験申請の手続きも新たに改定されるため、具体的な手順は最新の公式情報を確認することが重要です。
試験内容の概要
新たに設けられる試験の内容に関しても一部変更があります。テスター試験では、従来の内容に加えて専門試験が導入され、テスト自動化やIoTの知識が問われます。デザイナー、アーキテクト試験については従来の内容を引き続き踏襲し、アシスタント試験ではテスト基礎から最新技術の知識まで広範囲にわたる問題が出題される予定です。また、エバンジェリスト試験は専門家資格となり、小論文と実績資料により認定が行われます。
受験料の改訂
受験料も全般的に見直されます。アシスタント試験には団体割引や学生割引が新たに設けられ、より多くの受験者が参加しやすくなるよう配慮されています。具体的な金額についてはIVEC公式サイトでの確認が必須です。
今後の展望
IT検証産業協会は、今後も受験者のニーズに合った試験を開発し、最新のトレンド技術を反映させた試験制度を確立していく方針です。これにより、テスト技術者を一層認定し、IT社会における安心・安全の実現に貢献していく姿勢を示しています。2024年春期試験の詳細については、IVIAの公式ホームページにて随時お知らせされる予定です。受験を考えている方は、今から準備を進めておくことをおすすめします。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 IT検証産業協会
- 住所
- 東京都千代田区麹町1-6-4住友不動産半蔵門駅前ビル11F
- 電話番号
-
050-5474-7526