中堅企業のデジタル革新を支えるInfiniOneとPower Platformの連携開始
近年、デジタル変革(DX)がビジネスの競争力を左右する重要な要素となっています。こうした中、フューチャーワン株式会社は、基幹業務システムInfiniOneとMicrosoftのPower Platformとの連携機能を新たに提供開始しました。この新機能によって、特に中堅・中小企業の現場作業が大きく変わることが期待されています。以下では、具体的な連携ポイントについて詳しく見ていきましょう。
Power Platformとの連携の特徴
1. データの効率的な活用
InfiniOneには多様な業務関連データが蓄積されています。今回の連携により、これらのデータをPower Platformにシームレスに移行できるようになりました。これにより、必要な情報だけを抽出した操作画面を簡単に作成し、スマートフォンやタブレットからでも操作・更新が可能になります。現場でのデータ利用が容易になり、業務の効率化が進められます。
2. お客様自身によるアプリの改修
Power Platformはローコード開発が可能で、お客様が自らアプリを作成・修正できる仕組みになっています。これにより、外部の開発会社に依存することなく、迅速に現場のニーズにあったアプリケーションの開発が可能となり、中小企業でもスピーディな対応が実現します。
3. 高い利用可能性と幅広いプラットフォーム対応
すでにMicrosoft 365を利用している企業にとっては、この連携を利用し始めるのが容易です。また、開発されたアプリは、Android、iOS、Windows、macOSの各プラットフォームで利用可能なため、特別な機器を用意する必要はありません。さらに、モバイル端末のカメラ機能を活用した業務が行えるため、柔軟な運用が期待されます。
今後の展望
フューチャーワンは、45年以上にわたり中堅・中小企業向けに基幹業務システムを提供してきました。この連携を通じて、顧客のビジネスにとっての最適な技術を提供し続けることを目指しています。業務の拡張性やコスト削減を実現し、今後もさらに多くの企業のシステムプラットフォームを支える存在になっていくでしょう。
日本マイクロソフトからのコメント
日本マイクロソフトの執行役員である浅野智氏は、今回の連携スタートを歓迎し、ITリソースが限られる中小企業においてもDX推進と業務効率化につながると述べています。Power Platformの利用により、基幹業務システムのデータを効果的に活用することで、意思決定を迅速化できると期待されています。
InfiniOneの概要
InfiniOneは、ERPや基幹業務システムを中心に中堅企業向けに設計されたブランドです。業種別のテンプレートと高い専門性を備えており、1200社以上の企業に導入されています。その目的は、タイムリーな業績管理とリアルタイムでの経営情報の提供です。企業の業務最適化に活用されることが期待されます。
最後に
中堅企業におけるデジタル化はもはや待ったなしの状況です。InfiniOneとPower Platformの連携は、その一助となることが期待されており、多くの企業にとって業務の変革につながるでしょう。この新機能を活用し、現場でのデジタル化を推進していくことをお勧めします。