注連縄張神事
2023-11-24 16:42:26
天岩戸神社で開催される伝統行事『天岩戸注連縄張神事』が注目を集める理由
天岩戸神社の注連縄張神事について
宮崎県高千穂町に位置する天岩戸神社では、2023年12月22日(金)に年末恒例の『天岩戸注連縄張神事』が行われます。この神事は、古事記や日本書紀に由来するもので、「注連縄(しめ縄)」発祥の地として知られるこの神社で、国の文化遺産を継承し、明るい未来を願うために重要な行事となっています。
神話が息づく年末の恒例イベント
『天岩戸注連縄張神事』は、冬至の日に行われるため、特に神秘的な雰囲気に包まれます。この行事では、御神体である「天岩戸」に新しい注連縄が張り替えられるほか、国内の著名なアーティストや文化継承者が集まり、奉納演奏や演武が行われます。これにより、古代の神話と今をつなぐ貴重な体験が形作られています。
昨今、この注連縄張り神事は、高千穂町の活性化を図るために非常に重要な役割を果たしています。地元の方々はもちろん、全国各地から多くの方々が訪れ、神聖な儀式を目の当たりにすることで、地域の文化や伝統への理解を深めています。
多彩な奉納行事
今年の神事では、登山家の望月将悟氏や天野和明氏による注連縄の張替えが行われるほか、音楽家や武道家など様々な分野の文化人が集まります。元ブルーハーツのドラムを担当していた梶原徹也氏や、舞踊家の酒井はな氏、演奏家の阿部一成氏等が、神社の特別な儀式を彩ります。このように多様な藝能が融合する場は、他では味わうことができない貴重な体験です。
また、神事の一環として行われる「鏑矢奉献の儀」や、高校生による弓道部演技、長鳴鶏の鳴き声奉納など、さまざまな地域の文化が一堂に会し、神社の神聖な場所で織りなされます。特に、国指定無形文化財の天岩戸神楽は、多くの参加者がその伝統美を楽しみにしています。
岩戸投げ大会
興味深いことに、今年はかつて行われていた畳を投げる「岩戸投げ大会」も行われます。この大会は、天岩戸神話に登場する力の神、手力男命に由来し、約20kgの畳を投げ、その距離を競うものです。一般の方々も参加可能なので、自らの力試しとして楽しむことができる絶好の機会です。
アクセス情報
天岩戸神社までは、福岡・佐賀・長崎・鹿児島方面、また宮崎・大分方面からもアクセスが良好です。車や公共交通機関を利用して気軽に訪れることができるため、ぜひこの機会を逃さずにお越しください。神社周辺には、美しい自然や観光スポットも点在しており、一日を通して楽しむことができる準備が整っています。多くの方が集まり、注連縄張神事を迎えることを心から待ち望んでいます。
この冬、神話の舞台である高千穂に足を運び、古代の文化や伝統を体感してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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宗教法人天岩戸神社
- 住所
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073番地1
- 電話番号
-
0982-74-8239