農業の未来を支える新ツール「Wilt Watcher」
2023年8月2日、静岡県浜松市に本社を構える株式会社Happy Qualityが、植物の萎れを早期に発見・検知するための新しい栽培管理ツール「Wilt Watcher(ウィルトウォッチャー)」の販売を開始しました。これは植物に特化した独自の技術を活用し、農業現場に革命をもたらす一品です。
新しい農業の形
この「Wilt Watcher」は、AIやIoTを駆使したアグリテック開発の成果であり、高品質で高単価な農産物を年間を通じて栽培可能にすることを目指しています。特に、このツールは植物の萎れを数値やグラフで視覚化でき、設定した基準値を下回った際にはリアルタイムでアラートを発信します。これにより、農家は気候変動や急激な天候変化に対応しつつ、安心して栽培管理を行うことができます。
製品の概要
「Wilt Watcher」は、特許出願中の植物見守り番長エッジ版として、通信制御部、接続ケーブル、カメラで構成されています。給電方法はPoEまたは100Vコンセントのいずれかを選択できます。また、急な萎れにも対応しており、農場を離れている時でも信頼できる管理が可能です。
開発の背景
このツールの開発のきっかけは、ハッピークオリティが自社の主力製品である高機能トマト「Hapitoma」を安定的に生産する必要から生まれました。農業のプロであるスタッフたちが、プロの技術をデジタル技術によって支えることを目指し、葉のしおれを画像認識で分析する技術を利用しています。
今後の展望
「Wilt Watcher」は、すでに多くのユーザーからの開発要望に応えた製品です。今後、11月頃にはクラウド版をリリースし、さらに他製品との連携を可能にするAPIも実装する予定です。これにより、スマート農業の現場での実装を加速し、農業の活性化に貢献することを目指しています。
会社情報
株式会社Happy Qualityは、農業の減少や高齢化による技術の消失という現代の問題に立ち向かっています。データドリブン農業の研究を進め、ビッグデータやAI、光学センサーなどを駆使して、高品質な農産物の安定生産を追求しています。
農業界における新たな技術の導入が期待される中、「Wilt Watcher」はその一翼を担う存在として注目されています。今後の展開にも目が離せません。
お問い合わせ先
本製品に関する詳細は、株式会社Happy Qualityの公式ホームページをご覧ください。お問合せは専用フォームから受け付けております。
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