横浜市金沢区のコミュニティ再生プロジェクト
神奈川県横浜市金沢区にある金沢シーサイドタウンで、地域資源を生かしたエリアマネジメント活動『あしたタウンプロジェクト』が始動しました。このプロジェクトには、地域の企業、団体、行政、大学、そして住民が一体となり、より住みやすい街づくりを目指しています。
プロジェクトのスタート
2023年7月14日、このプロジェクトのオープニングイベントが開催されました。その場には地域住民や関係者が集まり、トークセッションや多世代が楽しめるイベントを通じて、まちの活性化への意気込みが感じられました。商店街の協力により、子どもたちも参加できる工夫がされ、地域の絆を深める良い機会となりました。
目指す未来
『あしたタウンプロジェクト』の具体的な目標は、以下の三つです。
1.
暮らし価値の向上: 地域資産を活用し、コミュニティを形成することで、多世代が住みやすい環境を目指します。
2.
情報発信: 子育て世代を中心に、地域の魅力を伝える情報発信を行い、まちの活性化を図ります。
3.
連携・自走: 地域の活動が持続可能であるよう、しっかりとした協力体制を築き、自走可能な運営のモデルを確立します。
この取り組みは、地域が一つになって未来を見据えた活動を進めるものであり、住民自らがコミュニティの形成に寄与することが求められています。
初期のアクションプラン
プロジェクト開始にあたって、いくつかのアクションが予定されています。例えば、プロジェクト名の命名を通じて活動を可視化し、連携を促すことや、地域の住民が参加できるロゴマークの投票を実施します。また、商店街の空き区画を利用した新たなコミュニティスペース『並木ラボ』の設立も計画されています。このスペースは地域住民の交流や活動の場として活用されることになります。
さらに、地域情報を集約したホームページが立ち上がり、住民がさまざまな情報にアクセスできるようにすることも一つの重要なステップです。これにより、住民同士のコミュニケーションが円滑になり、まち全体の活性化に寄与することでしょう。
背景にある金沢シーサイドタウンの魅力
金沢シーサイドタウンは、1978年に入居が始まったニュータウンで、現在では9つの事業者による37団地、総戸数8,905戸という大規模な住宅地として知られています。この地域は、1965年に提唱された横浜の都市づくりに基づいて開発され、水と緑に囲まれた住環境が整っています。また、有名な建築家のデザインによる美しい街並みは、他のニュータウンと異なる特色を持っています。
センターシーサイド地区には、商店街や商業施設が集まり、地域住民の生活の中心地として機能しています。隣接するふなだまりの周辺には、住民の憩いの場として貴重な水面を伴う公園もあり、その美しい自然環境は地域の誇りとなっています。
まとめ
『あしたタウンプロジェクト』は、地域内外の多くの立場の人々が協力し合い、金沢シーサイドタウンの未来を共に創造することを目指しています。この活動が地域の活性化にどのように寄与するか、今後ますます注目が集まります。地域住民一丸となって色鮮やかな未来を描く『あしたタウンプロジェクト』に、期待が高まるばかりです。この機会を通じて、住民が地域を再認識し、積極的に参加してくれることを願っています。
詳しくは、プロジェクト専用ホームページ
あしたタウンをご覧ください。