工芸の未来へ
2024-10-31 20:07:12

若手工芸作家たちの未来への挑戦「Kogei Crossroads」展覧会

若手工芸作家たちの挑戦「Kogei Crossroads」



東京都中央区銀座、和光で11月28日から12月8日まで開催される展覧会「Kogei Crossroads ー過去、現在、そして未来へー」には、現代工芸を見つめる気鋭の作家4人が集結します。この展覧会は、伝統工芸の領域に新たな表現をもたらすことを目的とした作品群を展示し、鑑賞者に未来への期待感を与えます。

出品作家の一人、石田知史は、ガラス工芸の技法「パート・ド・ヴェール」を用いた作品によって、和の文化を現代に表現しています。彼の作品「鋳込み硝子 筥『光、それは追憶の中にⅠ』」は、優雅な形状と模様が一体化する魅力を持っています。石田氏は、京都市に生まれ、数々の賞を受賞した実績を持ち、現在も日本工芸会の正会員として活動しています。

次に、江里朋子による「截金(きりがね)」の作品も注目です。彼女は金箔やプラチナ箔を使い、工芸の分野に仏教美術の技術を融合させ、美しい模様を生み出しています。江里氏もまた、京都という土地で培った伝統を大切にしつつ、現代的な美を追求している作家の一人です。彼女の作品「截金絲綢飾筥『天漢路』」は、金属と美の交わりを体現しています。

さらに、佐故龍平は、金工技術に革新をもたらす作家です。「杢目金打出縞鶴首壺」は、色彩豊かな金属板を重ねた独特の技法「杢目金」を駆使した作品です。彼は、金属の美しさとそれを用いた表現の限界を押し広げ、他の作家とは一線を画す持ち味を展開しています。

そして、漆工芸の分野では、室瀬智彌が注目を集めています。彼の作品「蒔絵合子『内なるもの』」は、漆の生命力と美しさをテーマにしたものです。漆芸の継承者として、彼は新しい形での表現を志し、漆の伝統を現代に引き継ぐ役割を果たしています。

このように、4人の作家はそれぞれの技術を通じて、工芸の未来を切り開こうとしています。展覧会は無料で入場可能で、多くの方々にこの貴重な機会を体験していただきたいものです。会場での彼らの作品を通じて、伝統がどのように進化し、今後の工芸にどのような影響を与えるのかをぜひ感じ取ってください。

展覧会の詳細


  • - 開催期間: 2023年11月28日(木)~12月8日(日)
  • - 会場: セイコーハウスホール(東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス 6階)
  • - 営業時間: 11:00~19:00(最終日は17:00まで)、休業日: 無休
  • - 入場料: 無料

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会社情報

会社名
株式会社 和光
住所
東京都中央区銀座4-5-11和光
電話番号
03-3562-2111

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