女性ITエンジニアの育成を支援するMs.Engineer
最近、Ms.Engineer株式会社が三菱UFJモルガン・スタンレー証券の支援を受けることが決まりました。女性ITエンジニアの育成を専門に行う同社は、最新の技術スキルを持つ人材を輩出し、賃金格差解消を目指す取り組みを進めています。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券との新たな提携
Ms.Engineer株式会社は、経済産業省が定めるITスキル標準レベル4に相当する女性ITエンジニアの育成を行い、これまでに350名以上の卒業生を輩出しています。今回の提携により、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が運営する「Japan Inclusive Ventures Lab(JIVL)」の一環として資金調達を完了しました。今後、JIVLのプログラムを通じて、さらなる事業の成長を期待しています。
JIVLは、グローバルなスタートアップエコシステムの構築、ESG課題の解決、日本の持続可能な成長への貢献を目指しています。Ms.Engineerが初の伴走企業として採択されたことは、女性や多様なバックグラウンドを持つ創業者の支援に向けた重要なステップです。
女性ITエンジニア育成の意義
Ms.Engineerは、ITエンジニアとしてのキャリアを目指す女性に向けて、コーディングブートキャンプを提供しています。このプログラムでは、最新の生成AI技術やコンピュータサイエンスに基づいた実践的なカリキュラムを提供し、約4ヶ月で高い技術力を養うことが可能です。卒業生の平均年収は484万円に達し、男女賃金格差の解消に寄与しています。
また、Ms.Engineerは女性専用の学習環境を整え、受講者が偏見を気にすることなくスキルアップに専念できるよう配慮しています。これにより、98%以上の高い満足度を誇る結果を得ています。
代表取締役 やまざきひとみの展望
代表取締役のやまざきひとみは、「ITエンジニアとしての道筋を示し、社会構造上の不利益を被っている女性の支援を行うことが私たちの使命です。JIVLプログラムを通じてネットワークを広げ、事業を更に成長させるための機会を得たい」と述べています。
今後、Ms.EngineerはJIVLの6カ月間のプログラムを受け、2025年2月上旬に実施される「Demo Day」において投資家やビジネスパートナーに向けたプレゼンテーションを行う予定です。これにより、さらなるビジネス成長が期待されます。
会社概要
Ms.Engineer株式会社は、東京都千代田区に本社を構えています。大手IT企業のCTO陣が監修したカリキュラムを提供し、女性ITエンジニアの育成に特化したスクールを運営。公式サイトは、
こちらです。