城洋商事、蓄電事業本格化
2024-07-02 12:29:24

城洋商事、脱炭素電源オークション落札!しろくま電力との協業で蓄電事業本格化

城洋商事、脱炭素電源オークションで落札!しろくま電力との協業で蓄電事業本格化



株式会社城洋商事は、電力広域的運営推進機関(OCCTO)による2023年度 長期脱炭素電源オークションに応札し、見事落札を果たしました。この落札により、同社は北海道夕張郡長沼町に系統用蓄電所を建設し、2027年度の完工を目指します。

今回の事業化には、再生可能エネルギーの有効活用に注力するしろくま電力株式会社(旧:株式会社afterFIT)が、土地取得、設計・施工から管理・運用、メンテナンスまでを一括で請け負います。

JYSグループの脱炭素化への取り組み



城洋商事は、JYSグループの一員として、健全な地球環境の次世代への継承を重要な責務と捉え、2012年から太陽光発電事業に参入してきました。近年は、再生可能エネルギーの有効活用を促進するため、系統用蓄電池事業にも積極的に取り組んでいます。

JYSグループは、太陽光発電事業で発電された電力を効率的に活用するため、系統用蓄電池事業を拡大。今回の落札は、同グループにとって第二弾となる事業となります。第一弾として、すでに3件の系統用蓄電所建設が進行中で、2024年9月から12月にかけて完工予定です。

長期脱炭素電源オークションとは?



長期脱炭素電源オークションは、新規発電所の建設や老朽化した発電所の改修が遅れている現状を受け、電力の供給力強化と脱炭素化を促進するために2023年度に開始された制度です。

落札した事業者は、20年間の電力供給に対し、発電所建設の初期費用と運転開始後のランニングコストをOCCTOから受け取ることができます。この制度は、脱炭素電源の導入を促進し、安定的な電力供給体制の構築に貢献する役割を担っています。

再エネの有効活用に向けて



JYSグループは、自社の太陽光発電事業を通じて、再エネの有効活用と脱炭素化への貢献を目指しています。しかし、太陽光発電は天候に左右されるため、発電量が需要と一致しないケースも多く、余剰電力は廃棄されてしまう現状があります。

そこで、系統用蓄電池の導入は、再エネの有効活用、安定的な電力供給、そして脱炭素社会の実現に大きく貢献すると考えています。JYSグループは、今後も太陽光発電事業と系統用蓄電池事業の2軸で事業を拡大し、地域社会のゼロカーボンシティ実現に貢献していきます。

しろくま電力の取り組み



しろくま電力は、2023年12月に熊本県に蓄電所を運転開始した実績を持ち、現在2.1GWhの系統用蓄電所の開発を進めています。メガソーラーの開発や電力小売り事業での豊富な経験を生かし、土地取得から設計・施工、市場運用、メンテナンスまで一貫して対応できる体制を構築しています。

同社は、蓄電池の開発・施工経験を活かした価格と品質を強みとし、今後も系統用蓄電池事業に注力し、再生可能エネルギーの有効活用に積極的に貢献していく予定です。

JYSグループについて



JYSグループは、射出成形機要HIPシリンダーメーカーとしてトップシェアを誇る株式会社城洋、商社事業からスタートし再生可能エネルギー事業に注力する株式会社城洋商事、太陽光発電設備の設計・施工・メンテナンスを行う株式会社光遊社、そして持株会社であるJYSホールディングス株式会社の4社で構成されています。

グループ全体で地域社会のゼロカーボンシティ実現を目指し、2040年にはグループ全体の再エネ100%達成を目指しています。



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