不動産市場の未来
2025-07-23 11:32:29

不動産市場の先行きに関する意識調査結果を公表!

不動産市場の先行きに関する意識調査結果を公表



野村不動産ソリューションズ株式会社が運営する投資用・事業用不動産サイト「ノムコム・プロ」は、2025年に実施した第17回「不動産投資に関する意識調査」の結果を発表しました。この調査は、約27,000人の会員を対象に行われ、幅広い視点から不動産投資に対する意識を探るもので、主に投資用不動産の購入意欲や市場動向についての見解が示されています。

調査結果の概要



1. 投資用不動産の買い時感


調査の結果、「今、投資用不動産は買い時だと思う」という意見が少数派であり、なんと半数以上の回答者が「買い時はしばらく来ない」と回答しています。ただし、「賃貸需要の増加」や「買いたい時が買い時」という意見もあり、全体的には慎重な見方が強いようです。

一部のコメントからは、以下のような意見が寄せられました。
  • - 「買いたい人が多く、価格が下がらないと思う」
  • - 「利回りが低下している状態だから、しばらく様子を見たい」
  • - 「今後金利上昇の影響で物件を手放す人が増えると予想する」

一方、「買い時が近づいている」と考える人々もおり、特に金利の変動や市場全体の動向に注目しています。

2. 不動産価格の予測


1年後の不動産価格について、「横ばいで推移する」との予測が増加し、2021年以降の価格が天井圏にあるとの見方が定着しています。「金利上昇や物価高騰が続くため、買い控えに繋がる」との意見も多く見受けられました。

また、海外マネーの流入や、国内個人投資家による投資行動の変化も価格形成に大きな影響を与えています。

3. 金融機関の融資姿勢


調査では、金融機関の融資姿勢が昨年に比べてさらに厳しくなったことが明らかとなりました。調査の結果、8割以上が「金利は上がる」と見込んでおり、実際に融資審査が厳しくなる傾向が加速しています。

4. 物価上昇の影響


物価上昇による影響についても調査が行われ、維持管理費が高騰している一方で、家賃の値上げが進んでおり、空室数は減少しているという結果が出ました。これにより、収益性の向上が期待されています。

5. 不動産投資に対する今後の展望


長期的な不動産投資へのスタンスとして、「購入を積極的に検討したい」という意見は減少している一方で、「買い替えを検討したい」という意向は若干上昇しており、投資家の意識が変わろうとしています。

結論


ノムコム・プロの調査結果からは、現状の不動産市場に対する慎重なスタンスが表れています。金利の上昇や融資条件の厳しさ、維持管理費の高騰といった要因が影響を及ぼし、不動産投資の意欲には変化が見られます。今後の市場動向を見守る必要があります。

詳細な調査結果については、ノムコム・プロの公式サイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
野村不動産ホールディングス株式会社
住所
東京都新宿区西新宿新宿1丁目26番2号
電話番号
03-3348-8878

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