河内木綿うつくしき藍型染の世界
私たちの文化や工芸は、長い歴史と地域の人々の努力によって築かれてきました。2024年9月27日から29日までの間、八尾市文化会館プリズムホールで「河内木綿」をテーマとした特別展示が開催されます。このイベントは、地元のNPO法人・河内木綿藍染保存会の協力を得て実現したもので、来場者が河内木綿の魅力を再発見できる貴重な機会です。
河内木綿の歴史
河内木綿は、320年前の江戸時代に始まった伝統的な工芸品です。2004年に作物としての綿花が大和川の旧河川跡地で栽培されるようになり、八尾市は国内有数の綿花生産地となりました。この地域で育まれた「河内木綿」は、特に明治時代の終わり頃まで盛況を誇り、その産業は今に至るまで地域文化の一部として根付いています。
村西徳子さんの功績
展覧会に特別な意味を加えているのは、NPO法人河内木綿藍染保存会の初代理事長である村西徳子さんの活動です。彼女は1976年に河内木綿の文様や藍染に出会い、その復元や研究に生涯を捧げてきました。彼女の情熱によって、河内木綿の技術や美しさは再評価され、八尾市の誇る工芸品としての地位を取り戻しました。この展示会では、村西さんが収集した貴重な藍型染コレクションの一部が公開され、多彩な模様や色合いが興味深く並びます。
展示の内容と関連企画
この展示を通じて、訪れる人々は「ジャパン・ブルー」として知られる藍染の美しさを堪能できます。特に、藍染の特徴となる多様な色合いや、独自の文様からなる一品一品が、来場者に強い印象を与えることでしょう。また、会期中にはいくつかの関連企画も用意されています。
日程: 9月28日(土) 13:30~15:30
講師: 李熙連伊さん
参加費: 無料・申込不要
定員: 当日先着80名
日程: 9月29日(日) ①10:00~12:00 ②13:00~15:00
参加費: 3,500円(各回定員5名、事前申込が必要)
随時、綿繰り・糸紡ぎ体験も無料で実施されます!
アクセス情報
会場は八尾市文化会館プリズムホールの1階光のプラザ&オープンコーナーです。アクセスは、近鉄大阪線「八尾」駅から徒歩約5分、JR大阪駅からは40分、各線の難波駅からは30分で到着します。
この展示会を通じて、地域の文化や歴史に触れる貴重な体験をお楽しみください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
お問い合わせ
参加に関するお問い合わせは、プリズムホールチケットカウンターまでどうぞ。時間は9:00〜19:00、月曜休館(祝祭日は翌平日)。電話番号は072-924-9999です。また、公式サイトもチェックしてみてください。
八尾市文化会館イベントページ