平成エンタープライズが収穫祭を実施
9月15日、埼玉県志木市の株式会社平成エンタープライズが、初の「お米の収穫祭」を開催しました。このイベントは、同社のグループ会社であるベリーベリーベリーが手掛けたお米の収穫を祝うもので、社員やその家族約100名が参加します。
お米づくりの背景
この取り組みは、昨年同社が掲げた目標から始まりました。「1300人の従業員全員に一人5㎏のお米を配布する」という意志のもと、広大な農地を取得し、稲作に挑戦してきました。稲は順調に成長し、9月の第1週には刈り取りのタイミングを迎えました。農場長は「全員に3㎏ずつは配れると思いますが、5㎏は難しいかもしれません」と述べています。
収穫祭の詳細
収穫祭は、午前11時から午後3時ごろまで行われる予定で、参加者は稲刈り体験や新米を使ったおにぎり作りを楽しむことができます。この特別なお米は、埼玉県のブランド米「彩のきずな」で、コシヒカリと同等以上の味わいを誇ります。おにぎり作りは、経験豊富な寿司職人の指導のもと、さまざまな具材を使ったものも提供される予定です。
社内イベントの意義
平成エンタープライズは、かねてから社員の福利厚生を重視してきました。旅行業に特化した事業を展開しつつ、社員旅行や地元の農家から仕入れた新鮮な野菜などを通じて、そのサポートを行ってきました。社長の田倉貴弥氏は、農作物を通じて社員が困らないような体制を築きたいと考えています。また、自給自足の理念のもと、今後はさらなる農地取得や水耕栽培の導入を進める方針です。
代表のコメント
田倉社長は、「農業のポテンシャルに驚きました。お米作りを通じて、社員に笑顔をもたらしたいと考えています」と語ります。彼は、バス事業だけでなく、農業やフィットネス、旅行業を展開することで、興味を持たれる「面白い会社」を目指しています。ミスなどを重ねながら成長していくプロセスに魅力を感じています。
会社概要
平成エンタープライズは、観光バスや旅行業を手掛ける企業で、特に高速バス「VIPライナー」で知られています。女性専用車両を日本で初めて導入するなど、独自のサービスを展開しています。また、経営者である田倉氏は、テレビやメディアに頻繁に取り上げられ、そのユニークなビジネスモデルが注目を集めています。
おわりに
今後も平成エンタープライズは、旅行と農業の融合を進め、社員や地域に貢献する姿勢を貫いていくようです。収穫祭は、その一環として、社員同士の絆を深め、笑顔あふれるイベントとなることでしょう。