アクアワールド大洗水族館にシロワニの赤ちゃんが登場
茨城県大洗に位置するアクアワールド水族館が、日本国内で唯一、シロワニの繁殖に成功したことが注目されています。3月15日に誕生した赤ちゃんシロワニ(個体番号No.11)が、ついに一般公開されることが決定しました。
シロワニ赤ちゃんの誕生と展示開始
赤ちゃんシロワニは、誕生直後からバックヤードの水槽で健康状態を観察されてきました。自発的にエサを食べる様子が確認されたため、展示水槽「サメの海2」で泳ぐ姿を訪れる人々に見せることができるようになりました。この水槽には、アカシュモクザメやオオテンジクザメなど、1メートル前後のサメたちが共に展示されており、赤ちゃんシロワニと一緒に泳ぐ姿が見られます。
展示には、赤ちゃんが誕生した際の体重をホントに感じられるぬいぐるみも設置され、来館者が触れて楽しむことができます。
赤ちゃんの成長過程
シロワニの赤ちゃんは、一時的に浮力不足に苦しむことがありましたが、飼育員の迅速な対応により回復しました。この空気注入処置は、世界でも例のない成功事例とされています。赤ちゃんは誕生からしばらくの間、周囲の光に敏感で神経質な様子を見せましたが、環境に慣れるための工夫が行われるなど、心配される点も克服されました。
詳細な経過
- - 個体番号: No.11 (メス)
- - 誕生日時: 2025年3月15日(サメの海1水槽)
- - 健康観察: バックヤードの水槽へ移動後、観察を開始。
- - 給餌開始: 3月31日にはエサを自発的に摂取。
- - 状態観察後の展示開始: 5月13日からサメの海2水槽で公開。現時点での計測は全長110.3cm、体重7.4kgです。
魅力のある展示を体験しよう
アクアワールド大洗水族館は、シロワニの赤ちゃんの成長をこれからも見守っていくとのことです。観覧には特別な配慮が必要な場合もありますので、実際の訪問時には最新の情報を確認することをお勧めします。元気に泳ぐシロワニの姿を、この機会にぜひ見に訪れてください。