GCBが2億円調達
2026-04-27 09:30:23

東京発のスタートアップ、GCBが2億円を調達しバイオものづくりを革新

株式会社Gel Coat Biomaterialsの資金調達の背景と展望



先日、東京都千代田区に拠点を置く株式会社Gel Coat Biomaterials(GCB)が、早稲田大学ベンチャーズ株式会社及び綜研化学株式会社からの第三者割当増資を通じて、2億円を調達した。この資金は、バイオものづくりの基盤技術を構築するための大きな一歩となる。さらに、同社は1億円のエクステンションラウンドを計画しており、今後の成長が期待されている。

生体分子の安定化技術



酵素や抗体などの生体分子は、食品や医薬品産業において欠かせない存在であるが、温度や輸送条件によって非常に不安定であるため、コストが増加する問題がある。GCBはその課題を解決するために、東京大学の高井まどか教授が発明した「アメーバハイドロゲル」を用いた新しいバイオマテリアル技術「Gel Coat™」を開発した。この技術によって、生体分子の安定性が飛躍的に向上し、温度管理の難しさを克服することが可能になる。

Gel Coat™の応用と成功事例



これまでGCBは、アメーバハイドロゲルと生体分子の相互作用を解析し、目的に応じた生体分子の安定化に成功してきた。例えば、従来は−30℃での冷凍保存が必要だった脆弱な酵素が、4℃で最大4週間の安定保存を実現できる。この結果は、多くの業界関係者から高く評価されている。

未来への展望



今後もGCBは、シリーズA期間中に酵素だけでなく、抗体や核酸などの多様な生体分子へと適用範囲を広げ、開発期間を従来の1/10に短縮することを目指している。また、大手企業との共同研究も進行しており、国内外の産業界からの注目は高まっている。

この資金調達によって、GCBはアメーバハイドロゲルのさらなる高度化や量産体制の強化を図り、受託研究開発によるカスタム化「Gel Coat™」の実用化を加速させる意向だ。そして、大学との共同研究によって新機能の探索を進めることも計画している。

綜研化学との連携



綜研化学株式会社は、医療や環境問題に取り組むスタートアップとの連携を強化しており、GCBとのコラボレーションにも期待が寄せられている。GCBはその技術力とイノベーションにより、バイオ分野の新たな事業創出を目指している。

株式会社Gel Coat Biomaterialsの未来



設立は2024年1月で、代表取締役の吉田伸氏とCTOである高井まどか教授が共同経営している。今後の動向に目が離せないGCBは、バイオ産業の次なる革命を引き起こす可能性を秘めている。バイオものづくりの未来を見据えて、Gel Coat™はその中心に位置する技術である。


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会社情報

会社名
株式会社Gel Coat Biomaterials
住所
東京都千代田区富士見一丁目3番11号富士見デュープレックスB’s 4階
電話番号

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