アジア最大のオープンイノベーション祭典「ILS2019」報告
2019年10月28日から30日にかけて、虎ノ門ヒルズで開催された「イノベーションリーダーズサミット2019(ILS2019)」には、10,856名もの参加者が集まりました。このイベントは、国内外の有望なスタートアップ企業と大手企業を結びつけ、新たなビジネスの創出を促すことを目的としています。
ILS2019の概要
イノベーションリーダーズサミットは「アジア最大のオープンイノベーションの祭典」とも称されるビジネスマッチングイベントであり、企業の新事業創出に貢献しています。今回のイベントでは、39社のテクノロジー関連企業が出展しましたが、その中には経済産業省が支援する「J-Startup」選定企業と、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)から参加した企業が含まれています。
主催者であるイノベーションリーダーズサミット実行委員会は、SEOU会、ドリームゲート、株式会社プロジェクトニッポンなどが名を連ね、スタートアップ企業に多くの機会を提供しました。
J-Startupについて
「J-Startup」は、成長性のあるスタートアップを発掘し、支援するプログラムです。日本国内には約1万社のスタートアップがあるものの、世界的に活躍する企業はまだ少数派です。そこで、経済産業省はこのプログラムを通じて、グローバルに競争できるスタートアップ企業を育て、革新の波を生み出すことを目指しています。
このプログラムの具体的な支援として、J-Startup選定企業向けのコミュニティが構築されており、政府機関や民間の支援機関が連携して、スピーディーに支援を行っています。
イベントの様子
「ILS2019」では、特にJ-Startup選定企業が出展した「NEDO・J-Startupエキシビジョン」や、EDO推薦のハイテクベンチャーによる「NEDOドリームピッチ」などが注目されました。ここでは、多くの企業がそれぞれの革新的なビジネスモデルや技術を披露し、来場者からの関心を集めました。
また、各企業からは「新たなパートナーシップの発見や、ビジネスの可能性を広げる貴重な機会だった」といったポジティブな声が上がり、ネットワーキングの重要性が改めて認識されました。参加企業の多くが、実際に新しいビジネスのアイデアを得たという報告もあり、イベントの成果を実感することができました。
まとめ
「ILS2019」は、スタートアップ企業と大手企業の新たな出会いの場を提供し、参加者全員にとって貴重な体験となりました。これを機に、多くの企業がさらなる成長を果たし、世界的に競争力のある企業へと成長することが期待されています。
今後のJ-StartupやILSの活動にも注目していきたいところです。公式サイトでは今後のイベント情報も発信されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。こちらがイベントレポートのリンクです:
イベントレポートはこちら。
この取り組みが、日本のスタートアップエコシステムにとって大きな一歩となることでしょう。