埼玉県のパルシステム埼玉は、6月28日(金)から活動施設「ぱる★てらす」にて、NPO法人「うりんこくらぶ」と有限会社「菊水堂」と連携した、ポテトチップスの販売を開始しました。
販売されるのは、障害者支援団体「うりんこくらぶ」が開催する農業体験企画で収穫されたじゃがいもを原料にした「キクスイドーのポテトチップス60g」です。製造は、パルシステムで人気のオリジナル商品を手がける菊水堂が担当しています。
「うりんこくらぶ」は、障害の有無に関わらず参加者が成長できる体験企画などを開催する子育て支援団体です。2022年度から、親子農業体験企画「タネからはじまるプロジェクト」で栽培したじゃがいもを、「農福連携」の振興事業としてポテトチップスに加工しています。
この活動に、パルシステムグループの助成金制度が活用されたことをきっかけに、パルシステム埼玉が販売協力を行うことになりました。初年度と昨年度は、300袋用意した商品が全て売り切れたため、今年は400袋に増量して販売されます。
パルシステム埼玉は、今後も地域団体と連携し、地域社会づくりに貢献していくとしています。
農福連携で地域を活性化
今回の取り組みは、障害者支援団体と連携し、地域産の食材を使った商品を販売することで、地域経済の活性化と障害者雇用促進に貢献する「農福連携」の一例です。
「うりんこくらぶ」の代表理事は、「今回の取り組みを通じて、障害者の方々が社会参加できる機会を増やし、地域社会の活性化に貢献していきたい」と語っています。
パルシステム埼玉は、今後もこのような取り組みを通じて、地域社会との連携を強化していく方針です。