塩尻市の自動運転実証
2024-07-04 14:14:25

塩尻市、自動運転レベル4運行の実証実験へ!地域交通DXを推進し、誰もが安心して暮らせる街を目指す

塩尻市、自動運転レベル4運行の実証実験へ!地域交通DXを推進



長野県塩尻市は、国土交通省の地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転社会実装推進事業)に3年連続で採択され、2024年12月に自動運転レベル4運行の実証実験を実施することを発表しました。

塩尻市は、人口減少や少子高齢化が進む中、「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」という都市構造を構築し、市街地と農村地域の両方の生活を維持することを目指しています。高齢化社会においては、高齢者を中心とした交通弱者の生活を守るため、持続可能な地域交通の構築が不可欠です。

塩尻市では、2020年度から自動運転やAIを活用したオンデマンドバスの実証実験を実施しており、2022年度からはコミュニティバス路線の一部をAI活用型オンデマンドバスに置き換えて本格運行を開始しました。

今回の実証実験では、これまでの取り組みをさらに発展させ、2025年度には市内市街地の生活道路において自動運転レベル4を含む自動運転サービスの社会実装を目指します。

# 実証実験の内容



今回の実証実験では、ティアフォー製の自動運転Minibusを使用し、塩尻駅と塩尻市役所間において、一般公道混在空間での自動運転レベル4運行(特定自動運行)を行います。

運行期間は、レベル4運行が2024年12月中に8日間、レベル2走行が2025年1月に5日間を予定しています。運行は、アルピコ交通株式会社のドライバーと自営型テレワーク事業「KADO」の人材が担当し、WEB予約システムによる自動運転車両の予約体制を構築します。

さらに、実証ルート内の11カ所の信号機から自動運転車両へ信号機の情報配信を行い、安全走行支援を実施する予定です。

# 地域交通DXによる街の変革



塩尻市は、自動運転事業だけでなく、AI活用型オンデマンドバスや各種MaaS関連事業を一体的に社会実装することで、公共交通の利便性向上と自家用車から公共交通への利用移行による交通事故の低減を目指しています。

これらの取り組みを通じて、誰もが安心して便利に暮らせる地域社会の実現を目指し、「次世代交通がもたらす地域交通DX」を推進していきます。

# 参加企業



本実証実験には、塩尻市、一般財団法人塩尻市振興公社、アルピコ交通株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、A-Drive株式会社、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社、株式会社ティアフォー、損害保険ジャパン株式会社、日本信号株式会社、三菱電機株式会社、KDDI株式会社が参画しています。

# 塩尻市の挑戦



塩尻市の自動運転レベル4運行の実証実験は、地方都市における自動運転技術の社会実装に向けた重要な一歩となります。高齢化社会における課題解決と地域活性化に貢献する取り組みとして、今後の展開が注目されます。


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