ポカリスエットがフジロックで実施したエコな取り組みとは
音楽の祭典、FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック)が、今年新たに展開したサステナビリティへの取り組みに注目が集まっています。その中でも特筆すべきは、ポカリスエットがオフィシャルパートナーとして協賛し実施した“ボトル to ボトル”リサイクルです。これは、使用済みペットボトルを回収し、再び新しいペットボトルとして生まれ変わらせるという試みで、フジロックにとっても初めての試みとなりました。
フジロックとポカリスエットの長い関係
フジロックは、日本最大規模の野外音楽フェスティバルで、国内外からのアーティストたちが集結し、毎年多くの観客が訪れます。ポカリスエットは1999年から20年以上にわたってフェスに協賛しており、今年も4箇所のブースを展開して、参加者に水分を提供しました。この協賛には、単なるスポンサーシップを超えた「自然との共生」という共通の理念が反映されています。
環境に配慮した取り組み
フジロックでは、“ごみ=資源”という視点に立ち、イベント資源の循環を目指す活動に取り組んでいます。具体的には、ごみゼロステーションを19箇所に設置し、来場者自らが飲み終えたペットボトルを分別することで、3.8トンものペットボトルが回収されました。これらのペットボトルは、新たに再生ペットボトルとして生まれ変わるわけです。
“ボトル to ボトル”の取り組みは、化石由来資源の削減やCO₂排出を抑えることに寄与し、環境への負荷を軽減することが期待されています。大塚製薬は、ポカリスエットを通じて、その理念を広める役割を果たすことに努めています。
大塚製薬のさらなる展望
大塚製薬は、2050年に向けた環境ビジョン「ネットゼロ」を掲げており、2030年までにリサイクル原料や植物由来原料の使用率を100%にする方針を打ち出しています。これに向けて、再生可能エネルギーの導入やエネルギー効率の最大化など、様々な取り組みを進めています。特に「サーキュラーエコノミー」の視点からは、軽量化やラベルレスPETボトルの販売など、環境配慮型の取り組みを積極的に行う意向です。
これからのフジロックとポカリスエット
フジロックは2024年7月26日から28日に新潟県湯沢町苗場スキー場で開催されます。ポカリスエットのこれからの実績と、彼らの環境への配慮が、来場者にどのように影響を与えるのか楽しみです。音楽と環境が調和する未来を目指して、ポカリスエットとフジロックの活動がこれからも進展していくことを期待しています。