ミスミのAIプラットフォーム「meviy」がiCADと連携、設計効率化を実現

ミスミの先進的な取り組み

オートメーション技術の進化とともに、製造業における機械部品の調達プロセスも新たな局面を迎えています。株式会社ミスミグループ本社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy」は、その中でも特に注目を浴びているサービスです。この度、産業機械の設計において高いシェアを誇るiCAD株式会社との連携が強化され、設計の効率化がさらに進むこととなりました。

新しいサービスの概要

ミスミが発表した新機能「MISUMIダイレクトリンク」により、iCADの3次元CADシステム「iCAD SX」から「meviy」と「RAPiD Design」をワンクリックで起動できるようになります。この無償提供される設定ファイルを活用することで、ユーザーはスムーズに部品の調達プロセスを開始できるようになるのです。特に、設計の現場で「meviy」や「RAPiD Design」を活用しているユーザーからは、これまで以上に便利になると期待されています。

ユーザーの声

この新たな連携は、以前から「iCAD SX」を利用していたお客さまからの切実な要望に応える形で実現しました。iCAD社との協業が始まったのは2024年5月。そこからお客様のニーズに応じた形で機能追加が進められてきた結果、今のサービスが実現したのです。

iCADとmeviyの強み

iCADの3D CADシステムは、300万点もの部品データを超高速で反映できる処理能力を持ち、様々な設計情報をデジタル環境で円滑に管理することが可能です。一方で、「meviy」はAIを活用し、部品データをアップロードするだけで自動見積もりを提供し、短期間で部品の出荷を実現するサービスです。これにより、従来の部品調達にかかる時間を大幅に削減し、顧客のビジネスの生産性向上に寄与しています。

今後の展望

ミスミは、今後もこのような革新的な技術を積極的に取り入れ、IA（インダストリアル・オートメーション）産業の顧客に対してグローバルな時間価値の提供を続けていく考えです。現代の製造業において、時間とコストの効率化は常に求められる能力であり、そのための手段として「meviy」は大きな力を発揮しています。これからも「meviy」を通じて、製造業のデジタルトランスフォーメーションを推進し、より良い製品づくりをサポートしていくことでしょう。