幼児教育の新展開を図る浅利教育学園
浅利教育学園グループがこのたびインドネシアの教育機関とMOUを締結し、両国の幼児教育の新たな発展に向けた取り組みを始めました。2022年3月に開催された「これからの幼児教育」セミナーでは、浅利氏が教育者や研究者、経営者の枠を超えて、両国の教育を共に進化させる旨の発言をしており、その成果としてこの提携が実現しました。
そして、このMOUの趣旨は「身体×教育×子供」をテーマとした学術的共同研究を進めることにあります。具体的には、交換教師プログラムや親子留学プログラムを通じた調査や実証実験が見込まれています。これらの交換プログラムは、浅利氏が提唱するコミュニケーションの重要性に基づいたもので、特に人と人が触れ合うことで新たな発見が生まれる点に着目しています。
幼児教育の課題に立ち向かう
インドネシアの現状では、幼児教育のカリキュラムには含まれない読み書きの指導が、保護者の要望に応じて行われているという問題があります。浅利氏は「幼稚園が担う役割はティーチングではなく、子供が自ら学ぶことを助けることにある」と主張しており、教育者の使命は子供たちが自主的に解決する力を育む環境を整えることだと説いています。
今後、両国が直面している運動能力の低下という課題に対し、子供たちが自然に運動したくなるようなプログラムの開発にも取り組む予定です。運動が楽しいという感覚を育むことで、インドネシアの教育機関との実証実験を通じ、より効果的な教育プログラムを構築することが目標です。
教育者同士の国際的な交流
インドネシアでは、大学教授の地位や影響力が高く、ビジネスの展開においても大学の専門家とのネットワークが非常に重要です。例えば、大学教授が大統領から任命されることもあり、企業は顧問として大学教授を迎え入れ、その意見を経営方針に反映させることが一般的です。
浅利教育学園が提携しているインドネシア総合研究所は、複数の大学と関係を持ち、日本企業がそのネットワークを活用することで、インドネシアビジネスをより効率的に展開するサポートを提供可能です。今後も日本とインドネシアの教育者、研究者、経営者間の交流を一層深めながら、両国の教育の発展に貢献していく考えです。
もし日本の教育関係者や経営者、大学関係者の方々が、インドネシアへの進出に興味をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
お問い合わせ先
株式会社インドネシア総合研究所
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