福岡県糸島市に誕生した新しい保護施設『Club31』
2022年5月10日、福岡県糸島市に新しい保護犬のための施設『Club31』がオープンしました。太平洋に面した深江ビーチに隣接し、目の前には青い海が広がっています。この場所は、飼い主を失ったワンちゃんたちに新たな家族のような存在となることを目指しています。
『Club31』の背景
『Club31』は、ペットショップやブリーディング施設で使われなくなった犬たちを救うために設立されました。その現実を目の当たりにした人々が「何かしなければ」と立ち上がり、ワンちゃんたちが幸せな犬生を送れるよう支援するための場を創ることになったのです。
施設では、保護犬一匹に対して31名の家族(サポーター)が支援を行うシステムを導入しています。この仕組みにより、保護犬たちは定期的にサポーターと会うことができ、愛情を受けながら生活できます。
理想的な環境を提供
『Club31』は、犬たちが快適に過ごせるように工夫が凝らされています。施設には広々としたドッグランがあり、ワンちゃんたちはビーチで遊んだり、海を眺めたりしながらリラックスした日々を送ることができます。また、自然に囲まれた立地が多くの人々を惹きつけ、糸島観光の一環としても注目されています。
サポーターとの絆を深めるラウンジ
施設内部には、サポーター専用のラウンジが設けられており、保護されているワンちゃんたちと直接触れ合うことができます。このスペースでのスキンシップを通じて、ワンちゃんとサポーター間に信頼関係が育まれることを期待しています。
殺処分ゼロを目指して
現在、日本では殺処分ゼロを目指す取り組みが進められている中、『Club31』もその一環として活動しています。サポーターや参加者が自分にできる範囲で保護犬たちを支援することで、少しずつでも動物愛護の意識を広めていくことを目指しています。
カフェ『1’s Cafe』でのひととき
『Club31』にはサポーター以外も利用できるカフェ『1’s Cafe』も併設されています。オーガニックのワッフルや、九州の新鮮な素材を使ったメニューが人気で、地域の魅力を感じながら楽しむことができます。もちろん、愛犬と一緒にくつろぐこともできます。収益は全て保護犬の運営費に充てられています。
未来に向けて
『Club31』は、保護犬たちが新しい家族と出会える場所としてだけでなく、訪れるすべての人が動物愛護について考えるきっかけになることを期待しています。この場所から多くの命が救われることを信じ、今後も活動を続けていくでしょう。
施設の詳細や最新情報は、公式ホームページをご覧ください。
そして、保護活動を行うNGO団体MY GLOBAL GOALSの支援もお忘れなく。私たちが共に手を取り合い、未来の動物たちを守るための活動に参加できることを願っています。