東京2025デフリンピック、8万人の子どもたちの想いが詰まった感動のメダル
2025年に東京で開催されるデフリンピックのメダルデザインが、ついに決定しました!全国8万人を超える小中高生が参加した投票で選ばれたデザインは、日本の伝統と未来への希望が融合した、まさに感動の作品です。
子どもたちの投票で選ばれたデザイン
9月1日から10月14日にかけて実施された投票では、世界中の人々から共感を呼び、デフアスリートが誇りを持てるような、そして東京・日本らしさを表現した3つのデザイン案が候補に挙がりました。その結果、圧倒的な支持を集めたのは「みんなで羽ばたく」をテーマにしたC案でした。
メダルのデザイン:日本の伝統と未来への願い
このメダルは、選手たちの活躍と未来への希望を象徴するデザインとなっています。
リボン: 江戸時代の人々にも愛された「藍鉄色」という深い青色のリボンを使用。
メダル表: 日本の伝統的な折り鶴が描かれ、選手たちの大きく羽ばたく姿を表現。縁起の良い模様も取り入れられています。
メダル裏: 幾重にも重なり合う線が、世界中の人々とのつながりを象徴的に表現しています。
子どもたちからは、「日本の文化である折り鶴がデザインされたメダルは、海外の選手の心に残るだろう」「日本の伝統的な模様や色が、世界に日本の文化を発信できる」といった声が寄せられました。
メダル制作へのこだわり
選ばれたデザインをもとに、日本の伝統技術と現代技術を融合させたメダルが制作されます。東京の職人たちが代々受け継いできた技術と、都内の中小企業の協力により、世界に誇れるメダルが誕生する予定です。11月15日には「東京2025デフリンピック1 Year To Go!」イベントで3Dプリンターによる試作品がお披露目され、11月下旬からは東京都庁第一本庁舎2階展示コーナーで展示される予定です。
デフリンピックとは?
デフリンピックは、「Deaf」(英語で「耳が聞こえない」)という言葉のとおり、聴覚に障がいのある人々のための国際的なスポーツ大会です。4年に一度、夏季と冬季の大会が開催され、世界中から多くの選手たちが参加します。東京2025大会は、100周年という記念すべき大会でもあります。
8万人を超える子どもたちの想いが詰まったメダル
今回のメダルデザイン選定には、全国から8万543人もの小中高生が参加しました。それぞれの思いが込められた投票によって選ばれたデザインは、まさに日本を代表する、そして世界に発信できる、感動的な作品です。2025年のデフリンピックでは、このメダルが選手たちの胸を飾ります。子どもたちの熱い思いが、大会を盛り上げ、選手たちを力強く後押ししてくれることでしょう。
大会概要
大会名称: 第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025
大会期間: 2025年11月15日~11月26日
参加者数: 各国選手団等約6,000人
参加国: 70~80か国・地域
大会会場: 駒沢オリンピック公園総合運動場、東京体育館ほか
このメダルは、単なる賞品ではなく、子どもたちの夢と希望、そして日本の伝統と技術が凝縮された、かけがえのない宝物となるでしょう。