日本初の光触媒技術「ARITERAS KPC」の開発
東京都港区に本社を置く株式会社シーエヌアーツと佐賀県の日本ナノテック株式会社が、2024年12月に新しい技術に関する特許を取得しました。その名は「ARITERAS KPC」。この光触媒製品は、様々な素材へのコーティングが可能で、抗菌・抗ウイルス効果が持続するという特長を持っています。コロナ禍を経て、光触媒の重要性が再認識される中、今回の開発は特に注目を集めています。
発表の背景
光触媒の技術は20年以上前から日本に普及しており、主に外壁や屋外での使用が中心でした。しかし、2020年の新型コロナウイルスの影響で、抗菌抗ウイルス効果がクローズアップされ、室内への展開が求められるようになりました。特に、中園代表取締役は、家庭内の製品にも安心して使用できる光触媒の必要性を強く感じておりました。しかし、従来の製品は摩擦や劣化によってその性能が落ちることが多く、消費者のニーズに応えることができませんでした。
「ARITERAS KPC」の特長と技術
新たに開発された「ARITERAS KPC」は、樹脂製の工業製品に対応する技術を持っており、耐摩耗試験をクリアすることで、効果の持続性を実現しました。また、これまでの光触媒が抱えていた問題を解決するために、当社は多種多様なコーティング剤を比較・研究し、水溶性光触媒の優位性を引き出しました。自己修復アプローチでの硬度の改善は、持続的な性能を可能にします。
この光触媒は、感染症の危機に備えるための強力なツールとなります。コロナウイルスを含む様々なウイルスに対する効果があり、どんな新しいウイルスに対しても分解可能である理論に基づいています。これにより、消費者は自分の製品が常に抗菌状態であることに安心感を得られます。
世界市場への展望
光触媒市場は今後拡大の一途を辿ると予測されています。2021年には約21億5700万米ドルの市場規模でしたが、2030年には46億8500万米ドルまで成長することが見込まれています(Straits Research社のデータ)。「ARITERAS KPC」は、その水溶性ゆえに輸出が容易で、安全性からも抜群の利便性を提供します。これにより、国内外での展開が期待されています。
今後の展開と会社概要
シーエヌアーツと日本ナノテックは、新たな意匠性や耐久性を追求した光触媒製品の開発を進め、更なる市場拡大を目指しています。「ARITERAS KPC」は、家庭用品から電子機器、車両まで幅広い分野での応用が可能です。さらなる抗菌・抗ウイルス性能を持つ製品として評価されていくことでしょう。
商品情報
- - 商品名: ARITERAS KPC
- - 公式HPの問い合わせフォームからの販売: お問い合わせはこちら
特に、菌やウイルス、臭いの除去にも効果のある本製品は、家庭や職場での使用に役立ちます。SIAA認証も取得しており、抗菌・抗ウイルス性能が確認されています。環境負荷低減にも寄与するこの製品が、持続可能な未来を切り拓く一助となることを期待しています。
会社情報
- - 会社名: 株式会社シーエヌアーツ
- - 所在地: 東京都港区港南2-16-1-4F
- - 会社名: 日本ナノテック株式会社
- - 所在地: 佐賀県西松浦郡有田町南原甲706番地8
お問い合わせ
報道関係のお問い合わせは、株式会社シーエヌアーツの中園実まで。メール:
[email protected]