クルーズ旅客の利便性と安全性向上に向けた取り組み

国土交通省は、クルーズ旅客の利便性と安全性を向上させるための取り組みを進めています。今回は、その一環として第2回「クルーズ旅客の受入機能高度化に向けた検討会」が開催されることとなりました。この会議では、先立って行われた第1回の討議内容や現地での実証結果を踏まえ、今後の方針について意見を集めることが目的とされています。

現在、国際クルーズが極めて活発に行われており、特に日本は観光立国を目指している中、外国クルーズ船の寄港回数は2,000回を超えるという重要なマイルストーンに到達しています。これにより、旅客の満足度を向上させリピート寄港を狙う取り組みが求められています。このためには、クルーズ船が寄港する際の旅客受け入れのさらなる利便性と安全性を確保することが欠かせません。

具体的には、乗船・降船時の利便性向上に加え、港と都市との二次交通の接続も重要な要素となります。これを受けて、国土交通省は、港湾管理者がクルーズ旅客受入施設を整備する際に活用できる「クルーズ旅客の受入機能高度化に関するガイドライン(仮称)」の策定を進めています。このガイドラインは、クルーズ旅客のための受入機能を高めるための指針となることを目指しています。

第2回検討会は2026年9月11日(水)に東京都港区で開催され、会議の主な内容は、現地実証の結果やガイドラインの骨子案などです。会議は非公開ですが、冒頭の挨拶はカメラ撮影が可能で、参加希望者は事前に申請する必要があります。また、会議資料や議事概要は、後日国土交通省の公式ホームページで公開される予定です。

今後の動きとして、検討会は全3回を予定し、2026年度内にガイドラインが策定される見込みです。この取り組みが、より多くのクルーズ旅客の快適な旅行体験につながることが期待されています。以上、クルーズ旅客を受け入れるための施策が、観光業をさらに振興することになるでしょう。

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