ON&BOARD株式会社が新たに参画
日本のスタートアップを後押しするための「投資家名鑑」に、ON&BOARD株式会社が新しく参加したことが発表されました。この投資家名鑑は、株式会社ベクトルが運営する動画型メディア「ベンチャーTV」の一部で、スタートアップのピッチ動画が集約されている国内最大級のプラットフォームです。
ベンチャーTVの概要
ベンチャーTVでは、日本全国の有望なスタートアップの社長がプレゼンテーションを行う動画が視聴でき、審査を経て選定された企業の情報を無料で検索・閲覧することができます。2023年の現在、すでに700社以上のスタートアップが掲載されており、その数は今後も増える見込みです。ON&BOARDの参加により、さらに多様な投資機会が提供されることが期待されています。
ON&BOARD株式会社について
ON&BOARDは、LLM(大規模言語モデル)、産業DX(デジタルトランスフォーメーション)、ヘルスケア、IP・エンタメ、ディープテックなどの領域に焦点を当てています。プレシード、シード、プレAラウンドのスタートアップに対して、3000万円から1億円のチケットでリード投資を行っています。同社の共同代表である下平将人と中山航介は、構造的課題に挑む事業創出をサポートするとコメントしています。
投資家名鑑の機能
「投資家名鑑」では、VC/CVCや事業会社、エンジェル投資家の情報が詳細に閲覧できるほか、投資対象領域やチケットサイズ、所在地情報からの検索も可能です。これにより、スタートアップ企業が自社に合った投資家を見つけやすくなります。ベンチャーTVは、このプラットフォームを通じて投資家とのマッチングを促進し、さらにその後の広報支援も行う予定です。
広報支援の重要性
ベンチャーTVは、単にマッチングを行うだけでなく、スタートアップの広報活動にも力を入れています。アジアNo.1のPR会社であるベクトルの専門チームがプレスリリースの作成やメディアリレーションの構築を行い、企業の成長を支援していきます。スタートアップにとって、効果的な広報は成長の鍵となるため、この支援は非常に重要な要素です。
スタートアップを取り巻く現状
近年、日本政府はスタートアップ企業への年間投資額を大幅に増加させる方針を示しており、2027年度には10兆円規模を目指しています。しかし、現状ではスタートアップが成長するためのインフラやサポートが十分に整備されているとは言えません。ベクトルは、これまで約200社のスタートアップに出資する中で、彼らが抱える問題を理解し、解決の手助けを行ってきました。
未来に向けて
今後もベンチャーTVは、国内の大手企業とスタートアップをつなぐ役割を果たし、イノベーションの創出に寄与していく考えです。ON&BOARDとの新たな提携により、ますます活発化するスタートアップのエコシステムを期待したいと思います。起業家の皆様との出会いを加速させるために、この取り組みは大きな一歩となるでしょう。