ウィーン大観覧車再開
2020-05-29 22:19:45
ウィーンの大観覧車が75日ぶりに営業再開!観光産業が復活宣言
ウィーンの大観覧車が営業再開!
オーストリアのウィーン市が、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光業の復活を宣言しました。その象徴となるのが、市街地にそびえる大観覧車です。この歴史的な観覧車は、コロナウイルスの影響で約75日間の休業を余儀なくされていましたが、2023年5月29日に無事に営業を再開しました。これはウィーンの観光産業にとって、重要な一歩を意味しています。
大観覧車の歴史
ウィーンの大観覧車は1897年に開業し、以来ドイツ語圏を代表する観光名所となっています。フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念して建立されて以来、何世代にもわたり市民や観光客に愛され続けてきました。また、映画『第三の男』や『ビフォア・サンライズ恋人までの距離』などの名作にも登場したことで、その存在感を強めています。大観覧車はラマック家により世代を超えて運営されており、再開セレモニーには家族の4代目が参加しました。
観光産業の力強い復活
ウィーンの観光業の再始動は、2020年3月に発表された厳しいロックダウンが解除される中で実現しました。4月中旬からは小規模店舗やサービス業、5月中旬からはレストランや博物館、そしてついに宿泊施設やレジャー施設が軒を連ねて営業を再開しています。市長のミヒャエル・ルートヴィッヒ氏は、ウィーンが再び暮らしやすい都市として機能していることを強調し、観光客の再来を期待すると述べました。
オープニングイベントの様子
再始動の前日、5月28日にはオンラインのストリーミングイベント『ストリーム・イン・ザ・スカイ』が開催されました。ウィーン在住のアーティストが特設ステージに集合し、多くの人々に希望と信頼のメッセージを届けました。このイベントはYouTubeで配信され、多くの視聴者が参加しました。
大観覧車の運営者の期待
再開を迎えた大観覧車のオーナーであるノラ・ラマック氏は、休業が続いた75年の間に観覧車がいかに大切な存在であったかを語ります。彼女は「大観覧車の再開は、私たちの家族だけでなく、オーストリアの人々にとっても大きな希望だ」とし、復活を祝います。また、観光局長のノルベルト・ケットナー氏も、ウィーンが今後も国内外からの訪問者を迎える準備が整っていることを伝えました。
新たな一歩を踏み出すウィーン
大観覧車の営業再開は、ウィーン市にとって象徴的な意味を持つ出来事です。観光産業の回復を見越した新たな施策も進行中であり、ウィーンが再び世界中の人々を引き寄せる魅力的な都市となることが期待されています。来る観光シーズン、ウィーンの街は活気に満ち、訪れる人々はその美しさを再発見することでしょう。
会社情報
- 会社名
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ウィーン市観光局
- 住所
- 東京都港区元麻布3-12-3大江ビル2階
- 電話番号
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