奈良県川西町と三宅町、教員不足解消に向けて新たな連携を発表

教員不足解消に向けた新たな取り組み

奈良県の川西町と三宅町は、合同会社Quicken.（代表：小谷瑞季）との連携協定を締結しました。この協定の目指すところは、地域の公立学校における教員不足の解消です。具体的には、潜在教員を対象とした求人サイト「ミツカルセンセイ」の運営を通じて、学校における講師登録を促進しようとしています。

教員不足とは？

日本全体で問題視されている教員不足は、特に臨時講師の確保において深刻で、教育現場では、欠員が生じた場合の代替講師が確保できず、教育の継続性が脅かされています。この問題は川西町と三宅町にも影響を及ぼしており、両町では講師の募集に頭を悩ませていました。

連携協定の目的

この連携協定によって、Quicken.は公立学校の講師登録を促進する活動を行うことになります。特に、潜在教員とは教員免許を持ちながら現職にない方々であり、彼らが教育現場で活躍できるようにサポートしていくことが重要です。同社では、求人情報を詳細に掲載し、地域の方々が講師登録に踏み切れるような障壁を取り除く取り組みを強調しています。

実績と背景

合同会社Quicken.は、2023年8月4日に設立された新しい法人ですが、早くも注目を集めています。経済産業省の社会起業家アクセラレーションプログラム『ゼロイチ』や、一般財団法人Soilの支援プログラム『Soil 100』、さらには株式会社ボーダレスジャパン主催のピッチコンテストでの受賞歴もあり、信頼性のある企業として評価されています。これまでに調達した資金は、教員の求人解決に向けた活動に役立てられています。