カーボンクレジット取引の新時代──「Carbon EX Insights」の登場
異常気象が増加する中、環境問題への対策が急務とされる中、カーボンクレジット取引プラットフォーム「Carbon EX」が、新たに「Carbon EX Insights」というサービスを開始しました。このサービスは、企業が温室効果ガス削減に向けた計画を進めるために必要な情報を、簡単に取得できるようサポートします。
カーボンクレジットの重要性
温室効果ガスの排出量削減は、現在の地球規模での課題です。多くの企業や国家は、二酸化炭素等の温室効果ガスの排出を抑制するという目標を掲げています。しかし、ここでのキーとなるのがカーボンクレジットの活用です。
カーボンクレジットは、温室効果ガスを削減・吸収する取り組みへと経済的インセンティブを提供します。企業がこのクレジットを適切に活用することは、排出削減計画の実現において重要な役割を果たすと言えるでしょう。しかし、カーボンクレジット市場は極めて専門的であり、国や地域によって異なる規制や基準が存在するため、情報収集は企業にとって大きな負担となります。
新サービスの「Carbon EX Insights」
このようなニーズに応えるために、「Carbon EX Insights」は、カーボンクレジットに関する信頼性の高い情報を提供します。このサービスでは、実績に基づいた最新のカーボンクレジット情報を、インサイトレポート、解説ウェビナー、メールマガジンなどを通じて発信していきます。これにより、企業は情報収集にかかる負担を軽減し、最適なカーボンクレジットの取得を目指すことが可能となります。
Carbon EXの概要
「Carbon EX」は、世界各国のボランタリーカーボンクレジットやJ-クレジット、非化石証書など、あらゆるカーボンクレジットを取扱う取引所です。このプラットフォームでは、ユーザーが24時間365日、あらゆるカーボンクレジットにアクセスできる環境が整っています。また、バイヤー企業とセラー企業の登録数も1400社を超え、取引可能なカーボンクレジットの総量は約500万トンに達しています。
カーボンクレジットの信頼性についても、Carbon EXでは厳格な審査プロセス(KYC)を実施しており、高品質なクレジットを取り扱うことに注力しています。
お客さまへのサポート
Carbon EXでは、カーボンクレジットの創出や購入に関するコンサルティングも行っています。ニーズに合わせたクレジットの提案や、企業の努力をアピールするためのPR支援も行い、自社のクレジットオフセット活動を効果的に外部向けに発信できるようサポートしています。
さらに、Carbon EXで購入したカーボンクレジットは、CO2排出量の見える化や削減、報告を支援する「ASUENE」というサービスと連携しています。これにより、適切なカーボンクレジットによるオフセットの提案とコンサルティングが可能です。
会社情報
「Carbon EX株式会社」は東京都港区に位置し、2023年6月に設立されました。資本金は1億円で、アスエネ株式会社とSBIホールディングス株式会社がそれぞれ50%の株式を保有しています。
参考リンク
Carbon EX Insightsの詳細はこちら
Carbon EXの公式サイト