パルシステムの新奨学生
2025-11-28 15:20:07

パルシステムが新たな奨学生を迎え、若者の成長を支援する取り組み

パルシステム奨学金が新たに支える12人の若者たち



パルシステム連合会と各生協が設立した「一般財団法人パルシステム若者応援基金」は、11月に新たに12人の奨学生を選定し、延べ109人の支援者となりました。この制度は、返済不要の給付型奨学金を提供し、学生たちが直面する経済的な問題に対応しています。奨学金の創設により、地域内で支援を必要とする若者の成長を見守り、彼らの夢を支えることが目的です。

支援と成長の仕組み


奨学生のうち新たに選ばれた12人は、パルシステムの活動エリアを中心に生活する短大や大学、専門学校に在籍する学生です。彼らは、経済面だけでなく、家庭内の問題や病気など多くの課題に直面しており、この制度を通じて必要な支援を得ることができます。

パルシステムの奨学金制度は、地域の寄付を利用して毎月4万円を奨学生に給付し、卒業までの支援体制を整えています。支援団体は「伴走型支援」として、生活相談や精神的なサポートを行い、学生たちが安定した学業生活を送ることができるよう努めています。

また、パルシステムは農業やボランティア活動など、学業を超えた社会体験の機会も提供し、学生たちが多様な人々と関わりながら成長できるプログラムを用意しています。これにより、彼らは新しい経験を積み、より広い世界を知ることにつながるでしょう。

寄付とサポーターの存在


奨学金制度の実現には、多くの方々の寄付が支えています。2025年度の個人寄付の総額は約3,359万9,379円に達し、これまでの累積募金はなんと2億3,564万6,676円にも上ります。さらには、法人サポーターからの寄付も運営に活用されており、13団体がその活動を支えています。

「奨学生応援サポーター」として毎月一定額を寄付する人は、1万1,675人に達し、彼らからは数多くの奨学生への応援メッセージが寄せられています。アドバイスや励ましの言葉は、学生たちにとって大きな安心感となり、自信を持って生活する力となっています。

新たな評価と受賞


パルシステムの取り組みは、2025年度グッドデザイン賞にも選ばれました。この評価は、学生たちへの伴走型支援や社会経験を重視したプログラムに対するもので、実際に現場で生活している学生に寄り添う姿勢が高く評価された結果です。

審査員の意見によると、社会経済の不安定さにより給付型奨学金のニーズが高まる中で、パルシステムの活動は地域団体との連携で学生たちの心身のサポートが可能であることが強調されました。貧困家庭の子供たちが社会との接点を持つことが出来るというこの仕組みは、今後もさらに発展していくことが期待されています。

未来に向けて


パルシステムは今後も、地域のさまざまな団体や利用者と協同し、若者たちの成長を支えつづける姿勢を貫いていきます。これにより、彼らが夢を追いかけることができる環境を作り出し、持続可能な社会の実現を目指していきます。


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会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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