地域を学びの舞台に変える「さとのば大学」の挑戦と未来の教育
次世代の実践型大学として注目を集める「さとのば大学」。この大学は日本の15地域で暮らしながら、自らのプロジェクトを通じて多様な学びを提供する新しい形の教育機関です。本記事では、発起人である信岡良亮氏が「未来の先生フォーラム」での講演に向けて、新しい教育のあり方について語る様子を紹介します。
さとのば大学とは?
「さとのば大学」は、株式会社アスノオトが運営しており、東京を拠点に地域を旅しながら学ぶという独自のスタイルを採用しています。学生たちは、日本各地で提供されるプロジェクト学習やオンライン教育を組み合わせ、自分自身のテーマに沿った学びを進めることができます。大きな特徴は、地域の人々と共にプロジェクトに取り組むことで、実践的な知識やスキルを身につけられる点です。教育の概念を変え、地域とのつながりを深めるために新たな道を切り開いています。
講演の目的とテーマ
信岡良亮氏は、2024年9月14日に行われる「未来の先生フォーラム2024」にて「学び3.0」というテーマで講演を予定しています。この講演では、個人の生き残りに終始せず、共により良い未来を築くための学びが重要であると訴えます。これからの時代では、子どもたちが希望を持ち、自分の人生を豊かに過ごすための鍵として「学び」があると信岡氏は強調しています。
学びの進化
さとのば大学における学びは、「学び1.0」「学び2.0」「学び3.0」の3つのフェーズに分類できます。「学び1.0」では正解を学ぶインプット型教育から始まり、「学び2.0」では主体的な学びにシフトしていきます。そして最終的には「学び3.0」として、他者と協働しながら社会を共創する教育へと進化していくのです。このプロセスを通じて、学生たちは自身の能力を広げ、社会との接点を増やしながら「未来共創人材」として成長していくことが目指されています。
プロジェクト・センタード・アプローチ
「さとのば大学」の特徴は、プロジェクトを基にした学びのアプローチです。学生は1年ごとに異なる地域に暮らしながら、地域の人々と協力し、自身のプロジェクトを実施します。これによって地域に貢献しながら、実践を通じて多くの知見を得ることができます。このアプローチは、関係性を重視し、他者との学び合いを促進するための新しい形です。
未来の先生フォーラム2024の詳細
「未来の先生フォーラム2024」は、2024年9月14日と15日に桜美林大学新宿キャンパスで開催され、信岡良亮氏の講演は9月14日の14:20から実施されます。教師や教育関係者をはじめとした多くの人々が参加し、今後の教育の方向性について共に考える機会となります。
参加者へメッセージ
このイベントを通じて、未来の教育のあり方について議論し、次世代を担う人材を育成するための大切な基盤を築いていきましょう。信岡氏の講演を通じて、「さとのば大学」の実践を知り、これからの学びについて考えてみてはいかがでしょうか。
以上で、さとのば大学と信岡良亮氏の教育への取り組みに関する内容をお届けしました。教育界の未来を切り拓く新しい学びのスタイルに、ぜひ注目してみてください。