新たなBtoB決済サービス「ゆとりペイ」の登場
株式会社インフキュリオンは、デジタルマーケティングを専門とする株式会社DMAGと提携し、新しいBtoB決済サービス「ゆとりペイ Powered by Winvoice」の提供を2025年4月16日より開始します。このサービスは、企業間取引における請求書の支払い方法をより効率的にし、スムーズなキャッシュフローを実現することを目的としています。
サービス提供の背景
従来、法人間の取引では請求書による掛け払いが主流で、銀行振込が一般的な支払い手段とされてきました。これによって、請求者は支払いを受けるまでに約1か月の時間を要し、手元の現金が必要という現実がありました。特に中小企業やフリーランスにとって、このキャッシュフローの問題は大きな経営課題となっています。
このような状況を改善するために登場したのが「ゆとりペイ」です。このサービスは、請求書の支払いを立替え、支払者が保有するカードを使用して支払いを可能にします。これにより、支払者は資金を用意するタイミングを柔軟に調整できるようになります。
「ゆとりペイ」の仕組み
「ゆとりペイ」というサービスを利用することで、請求書の支払いを銀行振込から支払者が持つカードへの変更が可能になります。この変更により、実質的な支払期限を延ばせるだけでなく、支払者のカード利用金額が請求元に知られることなく、最短即日で請求元に対応できます。また、カード決済に変更することで、銀行振込にかかる時間やミスのリスクが減少し、業務効率も向上します。
更に、このサービスはインフキュリオンが誇る請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」を基盤にしています。Winvoiceは、請求書のクレジットカード決済を実現するためのシステムや業務を一元化して提供しており、事業者は最短2か月でこのシステムを導入することができます。特にAPI機能を使うことで、自社のサービスにスムーズに統合することが可能です。
DMAGとインフキュリオンの役割
DMAGは、大きな変化を遂げているデジタルマーケティングの中で、企業のニーズに応じたサービスを提供することに注力しています。特に、クライアントから「仕入れや広告費の支払いを遅らせたい」「法人カードでの決済に対応したい」という声が高まる中、インフキュリオンとの提携により、BtoB決済の新サービスを提供する運びとなりました。
DMAGの代表取締役、津島綾乃氏は「このサービスは業界最低水準の決済手数料2.9%(非課税)を実現しており、企業間取引において資金繰りの柔軟性を向上に寄与できると確信しています」と述べています。このサービスを通じて、クライアント企業の経営支援をさらに強化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図ります。
今後の展望
インフキュリオンは、Fintechの領域で様々なサービスを展開し、特に「Winvoice」を中心に業務の効率化を図っています。将来的には、銀行振込や法人の後払い決済など、さまざまな支払手段の拡充を計画しており、より多くの企業が利用できる環境を目指しています。
「ゆとりペイ Powered by Winvoice」は、請求書による業務の効率化とキャッシュフローの改善を同時に実現するサービスとして、今後注目が集まりそうです。