ポーラ化成工業のシンガポール拠点に『multibook』が登場
株式会社マルチブックが提供するクラウドERP『multibook』がポーラ化成工業のシンガポール研究拠点で正式に稼働を開始しました。この導入により、ポーラ化成工業は設立からわずか2ヶ月で、現地の会計ルールに基づいたバックオフィス業務の強化を実現させました。
ポーラ化成工業とは
ポーラ化成工業は、ポーラ・オルビスグループの中で研究開発および生産の中心的な役割を担っています。国内外から先端技術を取り入れ、その企業理念「妙なる価値の創造」を実現することを目指しています。新たな可能性を探求し、化粧品開発だけでなく、さまざまな新事業の展開にも力を入れています。2024年にはシンガポールに研究拠点を開設し、湘南・横浜と共に三拠点体制で次世代製品の開発を進める計画です。
導入前の課題
シンガポール拠点の設立は、迅速な研究開発を行うための機動力を求めるものですが、管理部門が1名体制で運営されるため、短期間でのシステム導入が求められました。特に、複雑な会計ルールへの迅速な対応や、実効的な内部統制の確立が難しい状況でした。これらの要件を満たさなければならず、限られたリソースの中で効率よく業務を進めるためには、新たなシステムの導入が必要不可欠でした。
『multibook』導入の理由
ポーラ化成工業が『multibook』を採用したのは、その高い柔軟性と多機能性によるものです。12の言語に対応し、多通貨にも対応しているため、シンガポールの現地スタッフと本社との連携もスムーズに行えます。また、必要な機能のみを選んで導入できるため、コストパフォーマンスにも優れています。さらに、銀行振込データの作成などリスクの高い業務もアウトソーシングできるため、不正リスクを軽減しつつ効率的な運営が可能となりました。
今後の展望
シンガポールの拠点では、『multibook』を活用して経費精算や会計処理を円滑に進めており、日本本社との連結決算にも対応しています。今後はさらにこのシステムを通じて、研究資材の購買業務や費用の予実管理、経営分析などを統合することで、業務効率の向上を図ります。研究開発に集中できる環境を整えることで、ポーラ化成工業は更なる飛躍を目指します。
ポーラ化成工業の声
ポーラ化成工業のマネージャー、山口哲平氏は、『multibook』の導入によって得られたサポート体制を高く評価しています。短期間での体制整備に不安もあったが、三位一体のサポートによって信頼できる環境が確保できたと語ります。今後は、業務の効率化を進め、「multibook」が欠かせない存在であることを強調しました。
まとめ
ポーラ化成工業のシンガポールにおける取り組みは、グローバルな視点からの業務展開の重要性を示す好例です。『multibook』の導入によって、システム面でのサポートだけでなく、信頼できるバックオフィス体制が確立できたことで、安心して研究開発に取り組むことが可能になりました。今後のさらなる成長を期待したいところです。