熊本ワインファームがノーコードで新たな管理体制を構築
熊本県熊本市に本社を置く熊本ワインファームが、アステリア株式会社の提供するノーコードモバイルアプリ作成ツール「Platio」を導入したことで、農園管理が大きく変わることになりました。この取り組みは、農業のデジタル化を進め、データの正確性や作業効率を高めるもので、農業における新たなスタンダードを生んでいます。
導入背景と課題
熊本ワインファームは、日本が誇る受賞歴を持つ「菊鹿シャルドネ」を醸造しており、自社農園と契約農家で計約30カ所のブドウ畑を管理しています。しかし、これまでの紙媒体による記録方法は筒抜けな課題を抱えていました。例えば、雨天時には記録が濡れて読めなくなったり、管理が煩雑で事務作業が増える一因となっていました。
Platioの導入理由
この状況を改善するために、熊本ワインファームはPlatioの導入を決定。Platioを選んだポイントは以下の通りです:
- - 電波状況が不安定な環境でもオフラインでのデータ入力を可能にする
- - リスト選択形式での簡便な入力が可能で、現場での記録負担を軽減
- - 写真とデータを紐づけることで、情報が直感的に共有できる
- - 過去のデータを参照しやすく、作業の効率化に貢献
- - CSV形式でのデータ出力が可能で、補助金申請時の活用が容易
導入の効果
Platioを活用した結果、熊本ワインファームは独自の「ブドウ農園管理アプリ」を運用開始しました。社員は契約農家を巡回する際に、生育状況や農薬の散布実績を瞬時にアプリから入力。これにより、従来の紙記録を回収したり、転記したりする手間が省かれ、行政への申請業務も格段にスムーズになりました。加えて、各農家の農薬散布実績がデータとして可視化され、これまで把握が難しかった管理の透明性が向上しました。
今後の展望
熊本ワインファームは、今後のデータ活用に期待を寄せています。特に、前年データとの比較による農業技術の向上や、病害虫の早期発見に役立つ情報の蓄積が可能となり、品質向上にも寄与することが期待されています。競争の激しいワイン製造の中で、業界のデジタル化は今後さらに進化を遂げることでしょう。
ユーザーの声
「以前は紙に自由記述で記録していましたが、Platioを使うことで業務が標準化され、効率的なデータ管理が実現しました。これにより、若手社員も育成しやすくなり、気候変動に対する対応にも活かせるデータを蓄積していきたいです」
と、熊本ワインファームの西村氏は語ります。未来の農業はデータを活用したスマートな運営へと進化していることを実感させられる導入事例です。これからもPlatioを通じて、効率的な農業経営を実現する熊本ワインファームの取り組みに注目です。