生成AI導入による業務時間削減の成功事例
株式会社パシフィックネットの取り組み
株式会社パシフィックネット(東京都港区)が、生成AIおよびDXツールを駆使して業務効率を飛躍的に向上させていることをご存知でしょうか。2023年4月より同社はChatGPTを含む生成AIの業務活用を開始し、具体的な成果として月間平均567時間、年間にして約6800時間の業務時間削減を実現しました。この取り組みの詳細を探ってみましょう。
業務時間削減の成果
実際の業務において導入された生成AIは、文書作成やデータ分析、顧客対応など、多岐にわたるカテゴリでの活用が進められました。特に、社内調査によると、社員一人あたり月間3.49時間の業務時間を削減できた結果が示されています。全社員に換算すると、月間で567時間の削減が確認され、年間では6200時間以上の「創出」が見込まれています。
この素晴らしい成果を支えているのは、全社員を対象にした研修プログラムです。活用の定着を目指し、2024年9月から12月にかけて行われた研修では、生成AIとDXツールの利用方法に関するスキル向上に重点が置かれました。研修を受けた社員たちは、業務における効率化を実感し、さらなる活用を促進しています。
業務カテゴリ別の活用状況
パシフィックネットの社内調査によると、生成AIとDXツールが活用されている業務カテゴリは「文書作成」が28%、「データ整理・分析」が26%、「顧客対応」が20%を占めており、この結果からは生成AIの実務への適応性が伺えます。言い換えれば、社内外の多様な業務で生成AIが十分に活用されているということです。
社内施策の強化
さらなる活用の定着を図るため、パシフィックネットでは「AI Creative Awards」と呼ばれる社内イベントを開催しています。ここでは、実際の業務で成果を上げた活用事例を社員から広く募集し、特に優れた取り組みを表彰、全社に共有することによって、知識の拡大とスキル向上を目指しています。
未来に向けた展望
今後、パシフィックネットは、生成AIをはじめとする先進的なデジタル技術の導入を一層進め、生産性の向上とともに、より良い職場環境の整備を実現し、企業としての持続的成長を目指しています。これにより、同社の経営理念である「人々」「社会」の幸せを実現するためのサポートを続けてまいります。
株式会社パシフィックネットについて
同社は、各企業の多様なIT環境や要望に応じて、柔軟にサービスをカスタマイズし、DXを支援することに力を入れています。IT機器のライフサイクルに沿った各種サービスを提供し、企業のさまざまな業務課題に対して、寄り添いながら最適な解決策を提案しています。
今後も、その取り組みが企業や社会にどのような影響を与えるのか、注目していきたいと思います。