現場Hubが資金調達を完了
工事・メンテナンス業界に特化した業務管理システムを展開する現場Hub株式会社(東京都渋谷区)は、D4Vをリード投資家とし、前回のシードラウンドを引き受けていたUB Venturesと新たにsomebuddyを迎え、合計1億5000万円の資金調達を行いました。今回はこれはプレシリーズAラウンドで、調達額はこれまでの合計で約2億7,000万円に達しました。
資金調達の背景
現場Hubが所在する工事・メンテナンス業界は、人手不足という深刻な課題に直面しています。さらに、業界特有の業務フローや高齢化の進行が、デジタルツール導入の障壁となっています。これに伴い、既存のツールでは業務の一部を代替するに留まっており、煩雑な手作業の負担が残っています。
現場Hubは、こうした問題を解決するために「1,000年続く社会をつくる」という理念のもと、使いやすい業務管理システムを開発・提供しています。2022年4月の創業以来、このシステムを活用することで、工事・メンテナンス企業の転記や報告業務の工数を90%削減するなど、業務の効率化と付加価値の向上に貢献しています。
今後の展望
今回の資金調達により、現場Hubは製品の機能強化や事業機会の拡大、更なる人材確保を加速させることを目指しています。この取り組みを通じて、顧客に対するサービスの向上と企業価値の最大化を図り、工事・メンテナンス分野でのデジタル化を進めていきます。さらに、新しいオフィスへの移転(東京・渋谷区)も行われ、業務環境の拡充を図ります。
引受先からのコメント
D4Vのゴーマン蒼氏と永瀬史章氏は、現場Hubが現場の負担を軽減するツールとして多くの工事会社で好評を得ており、岡田代表の顧客理解力とチームの開発力が結実した成果であると高く評価しています。また、UB Venturesの真島里帆氏は、現場Hubが様々な工具や資源を一元管理し、業界のDX化を進めている点に大きな可能性を感じています。
somebuddyの共同代表、村上未来氏と松本理恵氏は、現場Hubの成長を支援できることに感謝し、建設業界のDXを推進するチームへの興味を示しています。彼らは現場Hubの新たなフィールドでの活躍を心から期待しています。
代表取締役CEO岡田光正の言葉
岡田代表は、建設業界の課題を解決するための努力を続ける姿勢を強調し、現場Hubの成長を促進させる意気込みを語っています。「私たち現場Hubは、社会インフラの一角を担い、地域社会の未来を形作る存在であり続けます。」と述べました。
現場Hubプロダクトの特長
『現場Hub』は、進捗管理や報告業務の効率化を実現するためのクラウドベースの業務管理システムです。直感的なUIにより、ITツールに不慣れな方でも簡単に利用できるのが特徴です。業務の効率化だけではなく、現場情報の効率的な活用を促進し、結果として企業の売上向上にも貢献しています。
採用のご案内
現場Hubでは、セールス、UI/UXデザイナー、バックエンドエンジニア、HRなど様々なポジションで新メンバーを募集中です。興味がある方は、ぜひオフィスを訪れることをお勧めします。詳細情報は公式サイトをチェックしてください。
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会社概要
- - 会社名: 現場Hub株式会社
- - 設立年: 2022年4月
- - 資本金: 2億3732万円(資本準備金含む)
- - 所在地: 東京都渋谷区
- - Webサイト: 現場Hub公式サイト
- - 代表者: 岡田光正