三井グループ350周年記念事業での若き挑戦者たちの発表
2025年5月12日、東京ミッドタウン八重洲のイノベーションフィールドにて、三井グループが設立350周年を祝う一環として「チャレンジャー発表会STAGE UP MEETING 2025」が開催されました。このイベントでは、三井みらいチャレンジャーズオーディションに選ばれた30名の挑戦者が、これまでの活動成果と今後の展望を自ら発表しました。
三井グループ350年の歩み
三井グループは2023年に、元祖「三井高利」が江戸に挑戦し、日本橋に越後屋を開店した1673年から350年という節目を迎えました。この間、同グループは「人を守り育む」という基本理念の下、様々な社会課題に取り組んできました。現在、三井グループは2023年度から2027年度の5年間をかけ、倫理やイノベーションのある新しい歴史を築こうとしています。
その一環が「三井みらいチャレンジャーズオーディション」です。このオーディションは、未来に向かって夢や目標を掲げながら挑戦する若者を見つけ、彼らの活動を支援するプログラムです。応募者は722名に上り、最終的に選ばれた30名は「事業・社会活動」「研究・留学」「カルチャー創造」の3部門で未来のイノベーションに挑戦しています。
活動の成果と刺激的なプレゼン
発表会には、選ばれた30名が全員参加し、活発なプレゼンテーションが行われました。各々は自分の個性を活かし、聴衆を引き込む魅力的な内容を展開しました。参加者からは「多様な視点が刺激になった」と、多くの賛辞が寄せられました。
若者たちの挑戦の一例
ここでは、数名のチャレンジャーの活動を紹介します。
1.
猪村真由さん(事業・社会活動部門)
入院中の子どもたちの生活を豊かにするイノベーションプログラム「POCO!」を推進し、退院後も継続的な支援を行う「アドベンチャーASSIST」を立ち上げています。
2.
大日方伸さん(事業・社会活動部門)
3Dプリンターを活用した新しいものづくりに挑戦し、サステナブルなデザインの装飾制作に取り組んでいます。2024年には国際家具デザインフェアでの受賞も目指しています。
3.
宮瀬環さん(研究・留学部門)
ウェアラブルデバイスに関する研究を通じて、衣服の存在意義を探求しており、2025年にはロンドンのRoyal College of Artへ留学の予定です。
4.
向井響さん(カルチャー創造部門)
日本の伝統演劇である人形浄瑠璃を題材とした新たな音楽作品に挑戦し、広範な年齢層に向けた公演を実現しています。
今後の展望
三井グループはこれらの若者を今後も積極的に支援し、350周年記念事業を通じて社会に貢献する姿勢を引き続き示していく予定です。次世代を担う若者たちの挑戦は、未来の日本社会をさらに彩るものとして期待されています。三井グループの350周年という大きな節目を経て、彼らの活動がどのように展開されていくのか、私たちも注目していきたいと思います。