未試験物質の毒性を予測する「QSAR/リードアクロス」を学ぶ無料オンライン講習会
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は、2024年7月24日(水)に「令和6年度QSAR/リードアクロス講習会」をオンラインで開催いたします。本講習会は、化学物質の毒性や性質を予測する手法である「リードアクロス」と、それを支援するシステム「OECD QSAR Toolbox」や「HESS」について、基礎から実践的な操作方法までを解説するものです。
QSAR/リードアクロスとは?
QSAR(定量的構造活性相関)は、物質の化学構造と生物学的活性との関係を分析し、化学物質の毒性などの性質を予測する手法です。リードアクロスは、QSARに基づき、未試験物質の毒性などを、試験データのある類似物質から推計または類推する手法です。近年、国際的な化学品規制において、動物実験の代替法として、リードアクロスの利用が推進されています。
講習会の内容
本講習会では、リードアクロスの基礎知識や、OECD QSAR ToolboxとHESSといったシステムの操作方法を、実演を交えて解説します。これらのシステムは、様々な機能を備えており、評価を行う際には、操作のコツが重要となります。本講習会では、これらのシステムを効果的に活用するためのノウハウを習得できます。
講習会の詳細
名称: 令和6年度QSAR/リードアクロス講習会
開催日時: 2024年7月24日(水)10:10~16:50
開催形式: Webexによるオンラインセミナー
費用: 無料
定員: 最大500名(先着受付順)
お申込み:
https://nite.webex.com/weblink/register/rcf1150dbe4d376ae1a18411e216f3ce9
講習会プログラム
講習会では、QSAR/リードアクロスの基礎から、OECD QSAR ToolboxとHESSの使い方、そして具体的な事例紹介まで、充実した内容となっています。
開会の挨拶
QSAR/リードアクロスの基礎と用語説明
化学物質の分解性・生物濃縮性に関する類推事例
化審法少量新規評価フローの概要
OECD QSAR Toolboxの使い方
QSAR Toolboxのよくある質問
HESSの概要と使い方
HESS DBの概要と使い方
* 閉会の挨拶
NITE化学物質管理センターについて
NITE化学物質管理センターは、経済産業省が所管する「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」や「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化管法)」の執行を技術的な側面から支援しています。また、化学物質管理に関する国内外法規制等の情報を収集整理し、提供しています。
本講習会は、化学物質の安全性評価に関わる企業や研究機関、行政機関の方々にとって、非常に有益な内容となっています。ぜひご参加ください。