コアー建築工房が中学校で住まいをテーマにした授業を開催

コアー建築工房、住まいを学ぶ出前授業を実施

地域密着型の家づくりを行う株式会社コアー建築工房が、2025年7月9日に大阪市立新北島中学校にて出前授業を開催しました。この取り組みは、大阪市教育委員会事務局総合教育センター主催のキャリア教育の一環として実施されたもので、生徒たちは「住まい」をテーマに探求的な学びを体験しました。

コアー建築工房の代表取締役社長、谷直人氏が講師を務めた3限目の授業では、日本の住まいの変遷について話が展開されました。特に、社会や自然環境が住宅や土地に与える影響についての指摘があり、木造住宅の寿命とその価値観の変化、木の温もりや心地よさなど、木造住宅が持つ魅力についての理解が深まる内容でした。授業を通じて、学生たちは「心豊かに暮らすこと」とは何かを問われ、自分自身の暮らしを見つめ直す貴重な時間を得ました。

続く4限目では、常務取締役の千原徹氏が担当し、古来から受け継がれてきた「こよみ」の知恵を紹介しました。季節や太陽、地形と風の関係について学び、特に光と影の移り変わりが住まいにどのように影響を与えるかについて掘り下げました。また、実際にA3方眼用紙を使って、間取り作りの基本についてのワークも行い、自然環境と調和した住まいの重要性を理解する機会となりました。

授業の最後には「未来の間取り図をつくろう！」というテーマで夏休みの課題が出され、生徒たちは自分自身の理想の住まいを考えることに挑戦しました。家族構成、必要な部屋、生活のこだわりを基に、各自が描いた間取り図は、今後の個性やアイデアを反映するもので、家族との会話を通じて思考を深める機会となります。

次回の計画として、2025年9月11日（水）には完成した間取り図を持ち寄り、夏休みの課題発表会を実施予定です。谷社長はこの取り組みについて、「心豊かに暮らすために住環境がどれほど重要であるかを感じ取ってほしい」と語り、住まいに対する考え方を深めることの重要性を強調しました。

コアー建築工房は、単に住宅を建設するだけではなく、「住まいを育てる視点」を持って次世代に伝えて行くことが重要であると認識しています。地域の工務店として、今後もさまざまな活動を通じて、地域の子どもたちの学びや創造性を応援することを目指しています。