阪神淡路大震災からの復興支援、新たなカタチ「HYOGO .1 BOND」
2025年1月17日で発生から30年を迎える阪神淡路大震災。兵庫県は、震災の経験と教訓を国内外に発信しながら、新たな復興支援の形として「HYOGO .1 BOND」を始動しました。
株式会社大津屋が代表企業を務める「HAQTSUYA」は、兵庫県のふるさと納税「ふるさとひょうご寄附金」事業の受託を2024年4月より行っています。今年度より、ふるさと納税と連動した復興支援「HYOGO .1 BOND」を開始。県内45社の賛同を得て、皆さまからのご寄附は、子ども食堂の運営や起業支援といった兵庫県の各種プロジェクトに活用されるとともに、賛同事業者の返礼品による売上の0.1%が被災地に寄附されます。
「HYOGO .1 BOND」は、兵庫県と被災地をつなぐ「絆(BOND)」を表現。また、売上の0.1%という参加しやすいパーセンテージにすることで、「絆の積み重ね」が大きな支援につながることを目指しています。
「HYOGO .1 BOND」への賛同、多くの企業から寄せられる声
「HYOGO .1 BOND」には、多くの企業が賛同しています。被災地の復興を支援したいという想いは、企業それぞれに深く根ざしています。
神戸酒類販売株式会社代表取締役専務高田康弘様は、「阪神・淡路大震災の当時のことを思い返しました。約30年前の1995年1月17日朝の5時46分に発生した大地震で、神戸市東灘区にあった当時の本社は全壊し、近隣の建物も含め神戸エリア全体が大きな被害を受けました。震災当時から現在に至るまで、様々な形でご協力を受け、困難を乗り越えて今に至っていると感じています。大変だった思いよりも、今は感謝の気持ちが大きな割合を占めています。他の事業者様も同じ想いかとは思いますが、『HYOGO .1 BOND』を通して僅かでも能登の復興に向けて力になれればと思っています。」とコメントしています。
株式会社タニカツ代表取締役社長岩本順子様は、「阪神・淡路大震災では友人が被害にあい、火災の中を逃げ延びたことを聞かされました。また、私自身も2004年台風23号を体験しました。一瞬の出来事であっという間に道路が浸水し、あたり一面が泥沼になりました。家屋には泥水が浸透し、避難も困難でライフラインも絶たれました。昼間は日光で活動できますが、夜にはろうそくや懐中電灯の明かりに頼る生活が続いたのを今でも覚えています。会社の屋根も吹き飛び、水浸しの状態になり、自然の怖さを痛感しました。今年は、年始から地震や災害に見舞われ、いつどこで何が起こるかわからない年になりました。私たちができることは小さなことかもしれませんが、集まれば大きな力になると思います。私たちの行動が誰かのためになるなら、これほどありがたいことはありません。そういう想いから、微力ではありますがご協力させていただきました。」と語っています。
ふるさと納税で、地域応援と復興支援を同時に実現
「HYOGO .1 BOND」は、ふるさと納税を通じて兵庫県への応援と全国の復興支援を同時に実現する取り組みです。
対象となる返礼品は、防災グッズ、非常食セット、お酒、スイーツ、宿泊券など、325品に達しています。
例えば、豊岡市の鞄職人が作るオリジナル鞄の防災グッズセットや、長期保存可能な美味しい保存食の非常食セット、兵庫県産の酒米で造る日本酒セット、神戸の有名店のカヌレなど、魅力的な返礼品が数多く揃っています。
「ひょうごの五宝美シリーズ」で、兵庫県の魅力を発掘
兵庫県の広域性を活かし、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路の五国から厳選された逸品を組合せた「ひょうごの五宝美シリーズ」も注目です。
例えば、西宮の人気ベーカリーのパンと、姫路のアーモンドバター、三木の珈琲豆をセットにした「ひょうごの五宝美洋朝食セット」や、姫路の日本一に選ばれた卵、芦屋の味噌、但馬の海苔、三木のコシヒカリをセットにした「ひょうごの五宝美和朝食セット」、神戸の紅茶と養父市のバターサンドをセットにした「ひょうごの五宝美ティータイムセット」など、バラエティ豊かなセット品が用意されています。
関西の人気メーカーが続々参加!
兵庫県のふるさと納税返礼品提供事業者には、関西で人気のある商品を扱うメーカーも続々参加しています。地元兵庫の地域活性化に貢献したいという思いから、出品にご協力いただいています。
例えば、SNSで話題の濃厚ヨーグルト「Rich the yogurt」、QBBの人気チーズの詰め合わせセット、神戸南京町で人気のシュー・ア・ラ・グラッセなど、兵庫県ふるさと納税でしか手に入らない逸品も多数あります。
「ひょうごHAQTSUプロジェクト」
「ひょうごHAQTSUプロジェクト」は、HAQTSUYA(大津屋・博報堂)・博報堂プロダクツ・朝日新聞社の4社共同コンソーシアムで、2024年4月より始動し、「ふるさとひょうご寄附金」事業を受託しています。
ブランディング戦略として「兵庫はニッポンの宝庫」というキーワードを設定。兵庫県は「日本の縮図」と呼ばれており、日本の「いいところ」「いいもの」「いい味」が凝縮され、魅力が詰まっていてなんでも揃っていることを「宝庫」という言葉で表現しています。
また、兵庫県は、摂津・播磨・但馬・丹波・淡路の個性豊かな5つの地域からからできており、これらの5つの地域を「五つの宝庫」と捉え、各エリアの魅力を発掘した返礼品の開発に取り組んでいます。
HAQTSUYAについて
博報堂(HAKUHODO)と大津屋(OTSUYA)がタッグを組み、ふるさと納税中間業務をはじめとした各地域の隠された価値を発掘する「HAQTSUYA」を設立しました。
博報堂が持つ社会課題解決力やネットワーク力と大津屋が持つふるさと納税における知見やノウハウを活かし、その地域の魅力を最大限に引き出すことを目指しています。