建築現場を変革する新システム「ArchiTwinBasic」の登場
建築業界における遠隔現場管理が新たなステージを迎えました。ArchiTwin株式会社は、Matterportとの連携により、建築現場をサイバー空間で管理するためのシステム「ArchiTwinBasic」をリリース。このシステムは、ビジュアルな空間管理を可能にし、業務効率の向上を目指しています。
ArchiTwinBasicの特徴
1. 3Dオブジェクトの自由な配置
ArchiTwinBasicの最も注目すべき機能は、Matterport空間に3Dオブジェクトを自由に配置できる点です。ユーザーはOBJ、FBX、JIB形式のオブジェクトを利用し、自らのプロジェクトに合わせた3D空間を構築できます。これにより、よりリアルで効果的なコミュニケーションが可能となります。
2. ミニマップ機能の搭載
作業員がMatterport空間のどの位置にいるのかを視覚的に把握できる「ミニマップ」機能も実装されています。この機能により、空間内での移動が容易になり、作業の効率化を実現します。視覚的な情報が加わることで、誰でもスムーズに空間を把握したり、必要な場所にアクセスしたりできます。
3. タグ機能による情報発信
Matterport空間内の各ポイントに対して画像や動画を紐づけたタグ機能も充実。タブ一覧を表示し、各ポイントに関連する情報を提供することで、作業員や管理者が現場の状況を把握しやすくなります。この機能によって、現場の透明性が向上し、より適切な情報共有が可能となります。
ArchiTwinBasicの料金体系
ArchiTwinBasicは、異なる価格プランを用意しています。初めてのユーザーには便利な無料プランがあり、1スペースの利用が可能です。また、5スペースまでのプランは月980円、25スペースまでのプランは月2,500円と、利用者ニーズに応じた柔軟な価格設定がなされています。さらに、100スペースまでのプランでは月8,000円での利用が可能となっているため、大規模なプロジェクトのニーズにも応えることができます。
今後の展望:ArchiTwinPro(β坂)
ArchiTwin株式会社は今後、基本的な機能に加え、複数の空間を一元的に管理する「ArchiTwinPro」も開発中です。このシステムは、作業者間の協力を促進し、情報の共有を難しくなくすることを目指しています。また、BIMデータを重ねたり、文書管理クラウド「BOX」との連携も可能となる予定です。
まとめ
デジタルツインを活用したArchiTwinBasicは、建築現場の管理を根本から革新する可能性を秘めています。新しいテクノロジーを導入することで、効率的な作業環境を築くことができるでしょう。これからの建築現場管理がどのように変わるのか、今後の動向に注目です。
ArchiTwin株式会社の情報
- - 所在地:東京都港区西新橋2-33-4 プレイアデ虎ノ門801
- - 代表者:代表取締役関 良平
- - 設立:2020年6月16日
- - お問合せ:[email protected]
- - 提供サービス:デジタルツインに関する業務(データ収集、解析など)