群馬県嬬恋村で企業版関係人口創出事業がスタート!地域課題解決に挑戦する企業を募集
群馬県嬬恋村は、全国的に有名なキャベツの産地であり、美しい自然環境を有する観光地としても知られています。しかし、近年では少子高齢化や観光客の季節偏りなど、いくつかの課題を抱えています。これらの課題解決に向けて、嬬恋村は株式会社IRODORIと協力し、企業版関係人口創出事業を開始しました。
この事業は、企業が地域住民との関係を築き、地域課題の解決に挑戦するプロジェクトです。嬬恋村が提供するフィールドを活用し、企業は地域住民の課題意識を理解することで、新たな価値創造や持続可能な地域活性化を目指します。
嬬恋村が抱える課題
嬬恋村は、以下のような課題に直面しています。
少子高齢化と後継者不足: 若年層の都市部への流出により、人口減少と高齢化が進んでいます。そのため、地域経済の持続可能性に影響を及ぼし、後継者不足が深刻化しています。
観光業の季節偏り: 観光業は夏季に集中するため、安定収益が得にくく、地域経済の活性化に課題があります。
農業中心の経済構造: 天候による農産物の価格変動が、農業中心の地域経済にリスクを与えています。
地域コミュニティの弱体化: 人口減少に伴い、地域コミュニティの結束が弱まり、行事の担い手不足やインフラ維持が課題となっています。
観光と農業のバランス: 観光と農業の両立において、環境保護と観光資源の持続的な管理のバランスが求められています。
防災対策の強化: 高齢化が進む中で、避難体制の強化を含む防災対策が急務となっています。
企業版関係人口創出事業で目指すもの
今回の事業では、嬬恋村の職員が官民連携プロジェクト会議を実施し、民間企業との連携による新たな価値創造の可能性を探ります。具体的には、以下の6つのテーマと、フリー提案を募集しています。
1.
地域で暮らす支援が必要な住民を可視化し、支える仕組みづくり
- 子どもから高齢者まで、支援を必要とする住民に関する情報を、異なる専門職間で安全に共有する仕組みやアウトリーチの施策を実行する実証実験
2.
保育士の就業をセットにした新たな移住定住施策の推進
- 嬬恋村の保育園等と連携した新しい形の移住定住施策の仕組みづくりに向けた実証実験
3.
スキルアップ移住の推進
- 嬬恋村に移住することでデジタルスキルなどが身に付き、地域内に仕事の選択肢が少ない場合でも嬬恋村で暮らし続けながら都市部の仕事をリモートで実施できるようになる仕組みづくりの実証実験
4.
日本一のキャベツ生産地の持続可能な仕組みづくり
- 嬬恋村が誇る日本一のキャベツの生産地の持続可能性に向けた研究や、気候変動対策を意識した循環型ビジネスモデルの構築等の実証実験
5.
デジタル技術を活用した中山間地域の二次交通支援
- 嬬恋村で暮らす高齢者や観光で訪れる方々の移動をデジタル技術を活用してサービス化することを目的とした実証実験
6.
観光協会と連携した地域住民が歓迎する持続可能な旅行企画づくり
- 観光客の受け入れ側である地域住民が歓迎したくなる旅行パッケージを地域の事業者や住民と密な連携をしている観光協会と連携して企画する実証事業
企業にとってのメリット
企業が嬬恋村との連携を通じて得られるメリットは、以下のようなものが挙げられます。
社会貢献: 地域課題解決に貢献することで、企業の社会的な責任を果たすことができます。
新たなビジネスチャンス: 地域資源を活用した新規事業やサービス開発の機会を得ることができます。
従業員のエンゲージメント向上: 地域との関わりを通じて、従業員のモチベーションや帰属意識を高めることができます。
ブランドイメージ向上: 地域貢献活動を通じて、企業のブランドイメージを向上させることができます。
嬬恋村と企業が一体となり、地域課題解決に挑戦
嬬恋村では、企業との連携を深め、地域課題解決に貢献する新たな事業の創出を目指しています。今回の事業は、企業にとって、社会貢献とビジネスチャンスを両立できる絶好の機会となります。ぜひ、嬬恋村で地域課題解決に挑戦しませんか?
▼ 嬬恋村・企業版関係人口創出プロジェクト事業の公募ページ
https://www.vill.tsumagoi.gunma.jp/www/contents/1730102333557/index.html
【お問い合わせ先】
担当:永井
電話:03-6823-0836
メール:
[email protected]
ウェブサイト:https://irodori-group.jp/