広島市信用組合が企業支援を強化
広島市信用組合と株式会社ココペリが手を組み、中小企業向けの経営支援プラットフォーム「Big Advance」の提供を開始することが発表されました。2025年6月2日よりサービスがスタートするこのプラットフォームは、地域経済の活性化に大きな影響を与えることが期待されています。
経営課題の克服を目的に
近年、中小企業は円安や人手不足、后継者問題などのさまざまな経営課題に直面しています。特に、エネルギーや物流コストの高騰が一層厳しい経営環境を生み出し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が高まっています。しかし、導入コストや適切なサービスの選定に悩む企業も多く、こうした課題解決につながる手段が求められています。
ココペリは、設立以来中小企業向けの支援サービスを提供しており、全国の地域金融機関と提携することで日本中の企業にテクノロジーを供給し、経営の効率化を図っています。広島市信用組合の理事長・山本明弘氏は、「地域との強い信頼関係を築くことが大切」と語り、多様なニーズに応えるために「Big Advance」が活用されることを期待しています。
「Big Advance」の特長
「Big Advance」は、全国約80の金融機関が連携して運営される中小企業向けのプラットフォームです。このサービスを通じて企業同士がつながり、ビジネスマッチングや新しい販路の創出が促進されます。すでに延べ約20万件の商談が行われている実績もあり、その成果は多くの新規ビジネスを生み出しています。
主な機能
- - ビジネスマッチング: 大手企業とのつながりが可能で、ニーズに応じて広域のマッチングが実現します。AIを活用したニーズの自動作成により、操業が簡単になります。
- - ホームページ作成機能: 簡単なフォーマットを用いて自社のホームページを迅速に作成できる機能を搭載しています。加えて、ChatGPTを使った文言自動生成も可能です。
- - 従業員向け福利厚生「FUKURI」: 会員企業の従業員向けに、全国のクーポンを提供するなどの福利厚生を強化しています。
- - 補助金・助成金情報の検索: 全国規模での情報を簡単に検索できる機能も実装されており、企業にとって役立つ情報源となっています。
今後の展望
「Big Advance」は、今後もサービスの強化を進める計画です。中小企業にとって必要不可欠なプラットフォームとして、さらなるユーザー基盤の拡大を目指し、日本の企業活動のデジタルトランスフォーメーションを推進することを志しています。
企業情報
株式会社ココペリは、東京都千代田区に本社を置き、ビジネスプラットフォーム事業を展開しています。2007年の設立以来、中小企業への経営支援に特化しており、公式ウェブサイトでは「Big Advance」プラットフォームの詳細が紹介されています。