ハンセン病元患者家族への補償金請求期限が5年延長!改正ハンセン病元患者家族補償法が成立
ハンセン病元患者家族に対する補償金を支給する「ハンセン病元患者家族補償法」が改正され、補償金の請求期限が5年延長されました。この改正法は、6月12日に参議院本会議で全会一致で可決、成立しました。
改正前の法律では、補償金の請求期限は令和6年11月21日まででしたが、この改正によって、令和11年11月21日まで請求期限が延長されます。これにより、これまで補償金の請求を検討していた家族は、5年間猶予ができたことになります。
この改正法は、ハンセン病元患者家族が長年抱えてきた苦しみと困難を少しでも軽減するため、超党派で推進されました。自由民主党は、厚生労働部会で改正法案について審議を行い、法案成立に向けて積極的に取り組んできました。
ハンセン病元患者家族への補償は、ハンセン病隔離政策によって家族が受けた苦痛と差別に対する国の責任を認めるものです。改正法の成立によって、より多くの家族が補償を受けることができるようになり、ハンセン病問題の解決に向けて前進する一歩となることが期待されます。
補償金の請求方法や相談窓口については、厚生労働省のウェブサイトで確認できます。
ハンセン病元患者家族に対する補償金請求期限の延長は、ハンセン病問題に対する社会全体の意識改革を促す重要な一歩と言えるでしょう。