インドネシア初、専門高等学校が自動車整備士を育成
2026年春、インドネシアのランプン州に新たに専門高等学校が開校されることが発表されました。この学校は、インドネシア初となる自動車整備や日本語を学べる教育機関で、名を『SMK UPTY GLOBAL』とし、特に若者の未来や地域創生に寄与することを目指しています。
専門高等学校設立の背景
今回の専門高等学校設立は、地域住民の経済状況や教育環境の改善に寄与することの重要性から生まれました。ランプン州のカリパシール村では、正式な専門教育機関が存在せず、多くの若者が学ぶ機会を得られずにいました。このため、学校が完成することで、地域の若者には多様な進路選択肢が提供され、次世代の育成に寄与することが期待されています。
学校の仕組みとカリキュラム
『SMK UPTY GLOBAL』は、中学を卒業した学生を対象に、日本語、自動車整備、板金塗装、二輪車整備などを3年間にわたり学ばせるカリキュラムを用意しています。これにより、卒業生は「日本語と自動車整備ができる特定技能人材」として、日本での就業機会を得ることが可能です。
また、当社は外資系企業として初めてP3MIの資格を持っており、日本企業への人材紹介から雇用契約、さらには日本での生活サポートまで、責任をもって行います。他の業者を介さずに進めるため、トラブルのリスクを最小限に抑えることができます。
地域貢献と経済活性化
この新しい学びの場が開校することによって、ランプン州だけでなくインドネシア全体においても、日本式の専門教育を受けられるチャンスが広がります。新しい人の流入が予想され、地域経済の活性化や雇用創出につながるでしょう。また、地域の農業に依存している住民にとっても、大きな変化を期待できる瞬間です。
大学進学や他の州に移住することなく、自分の地域で学ぶことができるというのは、離職を防ぎ、若者の人口減少問題にも対応するための一助となるはずです。
関連式典の様子
2025年9月23日には、開校に先立って建設予定地を訪れ、その地で盛大な式典が行われました。ランプン州副知事や地域の方々と共に、300人以上の方々が出席し、地域にこの学校の設立がもたらす影響について熱心な言葉が交わされました。この瞬間、地域の人々の期待感が高まっていることが伝わりました。また、当社から地域への友好のしるしとして、食品の詰め合わせを贈呈しました。
今後の展望
『SMK UPTY GLOBAL』の設立は、地域のみならずインドネシア全体における特定技能人材の育成に寄与する重要なステップです。今後、地域の発展や経済活性化に貢献するための様々な取り組みを展開していく予定です。交通手段の改善や生活支援など、地域住民との共存を目指した努力も続けてまいります。
この専門高等学校が、ランプン州だけでなく、インドネシア全土に良い影響を与えることを心より期待しています。新しい教育の形が地域にどのような変化をもたらすのか、今後の進展に目が離せません。