EduLabのAI-OCR「DEEP READ」が受賞
株式会社EduLabが提供するAI-OCRソリューション「DEEP READ」が、東邦産業株式会社の導入事例により、IT製品・SaaSの比較サイト「デジタル化の窓口」が主催する「SUCCESS STORY AWARD 2025」の現場DX部門を受賞しました。この受賞は、中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進におけるパートナー連携の重要性を示す成功モデルとして評価されたものです。
受賞の背景
「SUCCESS STORY AWARD 2025」は、日本の企業におけるDX推進の手本となる成功事例を選出するためのアワードです。東邦産業様の事例では、DEEP READの高い文字認識精度と、トラスト様の手厚い導入サポートによって、デジタル化をスムーズに進めることができました。この成果は、中小企業が直面している「デジタル化の人材不足」や「導入後の定着」に対する解決策として示されました。
東邦産業様の課題
東邦産業様では、特定の仕入れ先から繁忙期に月に120ページ以上の納品書が届き、スタッフは納品書の合計金額の手動デジタル化しかおこなえていませんでした。これが原因で、現場担当者は納品詳細を確認するために事務所に戻る必要があり、大幅な時間とコストが無駄にかかる状況にありました。これを解消するために、納品書の情報をデジタル化することが求められていました。
トラスト様の解決策
そこで、パートナーであるトラスト様が、DEEP READを利用したデータ化の提案を行いました。しかし、東邦産業様に負担をかけることなく、トラスト様がデータ化処理を代行するBtoBtoBモデルを採用しました。具体的には、東邦産業様からPDFデータを受け取り、DEEP READを使用して文字認識を行い、必要なレイアウトに変換、基幹システムに取り込めるデータを整形し、最終的に「そのまま使えるデータ」として提供しました。
導入の効果
デジタル化が進んだことで、合計金額だけでなく詳細な項目までクラウド上で確認できるようになり、現場担当者は事務所への往復が不要となりました。これにより、移動時間や確認作業が著しく削減され、事務員も納品に関する問い合わせ対応から解放され、効率的な業務環境が整いました。全体として、DXによる業務効率化が実現しました。
パートナーシップの重要性
トラスト様は、限られた人数でも長年のDX導入経験を生かし、きめ細やかなサポートを提供しました。特に、浦川氏の「まず自分で試してから提案する」というアプローチが、真の現場主義に基づく支援を可能にしたといいます。この成功事例は多くの中小企業が直面する、便利なツールを使いこなせないという課題を克服するために、信頼できるパートナーの支援が必要であることを示しています。
今後の展望
EduLabは、今後もパートナー企業と連携しながらDEEP READの展開を進めていきます。ツールの使いやすさとサポート体制の両方を強化し、現場の業務効率化とデジタルトランスフォーメーションを推進します。
DEEP READについて
DEEP READは、ディープラーニングを活用したAI-OCRサービスで、活字や手書き文字を高精度でデジタル化可能です。業務効率化やデータベースの有効活用に貢献し、様々な業界での導入が進んでいます。