シェフラー、グリーン水素製造で新たな一歩!1メガワット級PEM型水電解スタックを披露
ドイツのモーション・テクノロジー企業であるシェフラーは、スペイン・マドリードで開催された「欧州国際水素会議・展示会」(CGHE)において、革新的なグリーン水素製造技術を披露しました。注目は、同社が開発した1メガワット級のPEM型水電解スタックです。
このPEM型水電解スタックは、1日に最大500キログラムの高純度水素を製造することが可能です。シェフラーは、持続可能で高効率な水素製造に不可欠な技術として、このスタックに大きな期待を寄せています。
シェフラーは、カーボンニュートラルな未来の実現に向け、グリーン水素の製造・利用に注力しています。同社は、水電解によるグリーン水素の製造から、燃料電池アプリケーション、グリーンスチールの生産まで、幅広い分野で技術開発を進めています。
汎用性とスケーラビリティを備えたPEM型水電解スタック
シェフラーのPEM型水電解スタックは、分散型および集中型の水素製造システムに統合することができます。複数のスタックを組み合わせることで、50キロワットから数メガワット規模まで、柔軟な発電容量に対応可能です。
水素社会拡大への貢献
シェフラーは、長年にわたる工業化の知見を活かし、水素技術の規模拡大に貢献しています。ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハに建設中の製造施設では、水電解スタックの量産体制が整えられています。
シェフラーは、精密成形、溶接、コーティング技術、自動組立技術などを駆使し、水素社会の実現に向けた技術開発を積極的に推進しています。
シェフラーグループ – モーションのパイオニア
シェフラーグループは、75年以上にわたり、モーション・テクノロジー分野で革新的な技術を生み出してきました。電動モビリティ、CO₂効率に優れたドライブシステム、シャシーソリューション、インダストリー4.0、デジタル化、再生可能エネルギーなど、幅広い分野で技術革新に取り組んでいます。
シェフラーは、モーションをより効率的でインテリジェントかつ持続可能なものにするための信頼できるパートナーとして、世界中で事業を展開しています。
まとめ
シェフラーは、グリーン水素製造技術の開発と実用化を積極的に進めることで、持続可能な未来の実現に貢献していきます。同社の取り組みは、水素社会の拡大に向けた重要な一歩となるでしょう。