青森市にあるA-FACTORY 青森工房が、世界最高峰の酒類品評会である国際酒類コンペティション「IWSC2025」で金賞を受賞した。受賞したのは「A-FACTORY アップルブランデーaomori mirai 三内丸山ユメカモス2022」。これは、世界遺産である三内丸山遺跡の縄文地層から採取された特殊な酵母を使用して造られた惚れ惚れするほどの美味しさを誇るブランデーだ。
A-FACTORYとは、青森県におけるシードルの醸造やアップルブランデーの製造を手掛ける企業である。2012年にアップルブランデーの蒸留を開始し、日々その品質向上に力を注いでいる。2022年に国内の品評会で初出品し金賞を受賞したのを皮切りに、飛躍が続いている。
受賞した「A-FACTORY アップルブランデーaomori mirai 三内丸山ユメカモス2022」は、青森県産の厳選されたりんご(ふじ、ジョナゴールド、王林、金星など)を原材料としており、特に注目すべきは三内丸山ユメカモス酵母を使用していることだ。このユニークな酵母は、縄文時代から続く日本文化の象徴でもある。
製造過程においては、シャラント式単式蒸留器を用いて、手作業で最良のタイミングで留液を形作っている。この工程が、花のような香りと黒糖のような甘味、さらには深いコクと長い余韻を引き出す。まるで冬の夜の温もりを感じるかのような、香り高いブランデーだと言える。
この素晴らしいアップルブランデーは、200mlのボトルで販売され、アルコール度数は56%。価格は税込で5,830円。また、オンラインでの購入はヤフーショッピングやJRE MALLでできるほか、青森市内のA-FACTORYのショップでも入手可能だ。
IWSCとは何か
国際酒類コンペティション(IWSC)は、1969年に設立され、世界中のワインやスピリッツ、リキュールを評価する権威ある品評会だ。テイスティングだけではなく、商品のデザインやサステナビリティなど多角的に評価されるため、受賞することは非常に名誉なこととされている。
A-FACTORYの受賞歴
A-FACTORYは、その他にもTOKYO WHISKY&SPIRITS COMPETITIONやInternational Spirits Challengeで多数の受賞を果たしており、その実力が証明されている。
このように、A-FACTORYは青森県産のりんごを使用した質の高いアップルブランデーの製造を通じて地域の魅力を発信し続けている。今後もさらなる品質向上と地域貢献に期待が寄せられる。