株式会社ZAICOが「伊藤忠商事賞」を受賞
株式会社ZAICOは、クラウド在庫管理システム「zaico」を開発・提供している企業で、先日行われたAIスタートアップのピッチコンテスト「HONGO AI 2025」において、名誉ある「伊藤忠商事賞」を受賞しました。このイベントは、東京大学の伊藤謝恩ホールにて2019年から始まり、AIスタートアップの発展を目的としたコンテストです。
HONGO AI 2025の概要
HONGO AIは、特にアーリーステージのスタートアップ企業において、技術力や将来性を評価し、活性化を図ることを狙いとしています。2025年の開催は11月4日に行われ、参加企業同士の競争が繰り広げられました。参加者は自らの技術やビジョンをプレゼンし、多くの観衆にその魅力をアピールしました。
受賞の理由
ZAICOの受賞は、そのAI技術が日本のものづくり文化や品質管理にどのように生かされるかに重きを置いています。伊藤忠商事株式会社の執行役員、堀内真人氏は、ZAICOが「ラストワンマイル」へのソリューションを提案している点が評価されたと述べています。このことが、ZAICOの選出につながったとのことです。
代表・田村のコメント
受賞について、ZAICOの代表取締役田村壽英氏は「この度は大変光栄な賞をいただき、誠に感謝いたします。私たちのビジョンである『AIで在庫管理業務を変革する』という思いを皆様に伝えることが出来たと感じております」と表明しています。そして、業界全体の効率化や革新に寄与するための取り組みを今後も続けていく決意を語りました。
クラウド在庫管理システム「zaico」
ZAICOが提供する「zaico」は、リアルタイムに在庫状況が把握できるクラウド型システムです。欠品や過剰在庫を防ぐための機能が充実しており、業務効率の向上が期待できます。豊富な機能に加え、ユーザーが自由にカスタマイズできることが高評価を得ています。特に製造、小売、医療など幅広い分野での導入が進んでおり、18万社を超える累計登録社数を達成しました。また、その継続利用率は92%以上に達するなど、多くの企業が信頼を寄せています。
ZAICOの未来
今後、ZAICOはAIやOCR技術を駆使して、在庫管理のさらなる効率化と省人化に取り組む予定です。理念である「モノの情報を集め、整え、提供することで社会の効率を良くする」という目標を達成するために、実直に努力を続ける姿勢を明らかにしました。
今回の受賞は、ZAICOにとって新たなスタートを意味します。彼らの技術がもたらす未来の在庫管理は、私たちのビジネス文化をどのように変革するのか、今後の展開に期待が寄せられます。今後とも、ZAICOの活動から目が離せません。