シノプスが新たなサービスを展開
株式会社シノプス(大阪府豊中市)は、需要予測型自動発注サービス「sinops」を向上させ、新たに「自動納品(仮称)」という画期的なサービスの実証実験に踏み切ることを発表しました。この実証実験は、2026年10月末から株式会社ぎゅーとら(三重県伊勢市)の特定店舗にて行われます。本プロジェクトは、店舗での発注管理業務を自動化し、従業員の負担を軽減することを目的にしています。
従来の課題と新サービスの狙い
1990年代から使われてきた自動発注システムは、需要予測技術の進化にもかかわらず、依然として人手による確認や修正が当たり前になっています。これにより、店舗では発注数値の確認にかかる時間や、在庫管理の手間が多いという現実があります。
シノプスは独自のノウハウを駆使し、人間の介入を最小限に抑えた「自動納品」を開発。これにより手動での調整作業を一切なくし、全自動の発注から納品までを実現します。
自動納品に期待される主な特徴
1.
発注確認時間0分
AIが最適な発注量・納品量を算出し、自動で進めるため、店舗側での発注確認作業が不要になります。従業員は発注にかかる時間をゼロにできるため、他の重要業務に注力できます。
2.
適正納品とバックヤード在庫の最小化
各店舗の実際の売場を分析し、見栄えを考慮した納品を行うことで、バックヤードに余分な在庫を持たなくて済むようになります。この効率化により、よりスムーズな品出しが実現します。
3.
最適化された発注単位
商品ごとの納品数量や頻度を最適化することで、品出しや配送の効率が向上。これにより、全体の物流も改善されます。
4.
リスクを排除する補償制度
実証実験中に自動発注によるロスが発生した場合、シノプスがその補償を行います。これにより、店舗側は導入に際するリスクを大幅に低減できます。
実証実験の具体的な概要
実証実験は、ぎゅーとらが運営するいくつかの店舗にて、洋日配と和日配の一部商品の納品を対象に行われます。目指すのは、発注確認時間の完全排除や在庫の圧縮、さらに品出し・陳列の効率化です。これにより、実際にどの程度の効果が得られるのかが検証され、その結果はプレスリリースを通じて公開される予定です。
株式会社シノプスとは
シノプスは、需要予測型自動発注サービス「sinops」を展開するIT企業であり、特に賞味期限の短い商品に対する予測技術を有しています。「世界中の無駄を10%削減する」というビジョンのもとで、業界内での信頼を築いています。市場での流通を考えたITソリューションを通じ、限りある資源の有効活用を目指しており、東証グロースにも上場しています(証券番号4428)。
この新たな挑戦が、流通業界にどのような影響をもたらすのか、期待が高まります。